ハワイ伝統のショー「ルアウ」とは?その意味と現在の様子を紹介
ハワイ伝統のショーといわれるルアウは、ハワイ王国時代に王族たちが誕生日や記念日に大切な人たちを呼んで伝統料理を楽しんでいたことが始まりといわれています。
その風習が現代風にアレンジされたといえるのがルアウショーですが、心地より生演奏に美味しいディナーなど、豪華なおもてなしでハワイ旅行を満喫することができるでしょう。
そこで、ハワイ伝統のショーである「ルアウ」とはどのような意味があるのか、今の様子も含めて紹介していきます。
ハワイ伝統のショー
「ルアウ」はハワイ語で「宴会」や「宴」という意味の言葉ですが、その意味どおりに現在でもディナーとハワイアンや伝統ダンス、歌やショーを体験できるエンターテイメントとされています。
伝統の儀式をパフォーマンスとして野外で楽しみ、古くから伝われる料理など食べて、ポリネシアの歌や踊りを鑑賞できます。
ハワイの満点の星空の下、おいしいディナーに心にしみるバンドの生演奏、そして迫力あふれるファイヤーダンスや美しさと華やかさを感じさせるフラダンスなどハワイらしさを感じさせてくれることでしょう。
元々のルアウの意味
そもそもルアウとは、人が集まることを意味するのではなく、「タロ」の葉のことを指していました。
そのためタロの葉をココナッツミルクで煮込んだ料理をルアウと呼ぶこともあります。
1856年頃に、人々が集まり飲食する宴を意味する言葉として使われるよになりましたが、その背景にはカメハメハ4世とエマ女王の結婚式後に行われた祝いの席のことをルアウと呼んだことが始まりのようです。
それまでは祝いの席や人が集まり飲食する席をアハアイナやパーイナと呼んでいたようですが、パーティーにタロの葉を使った料理が頻繁に出されていたため祝いの席そのものをルアウと呼ぶようになったとされています。
現在のルアウの様子
ルアウはハワイの各地で行われていますが、300~800人程度が集まり、食事とショーを楽しむことが多いようです。
会場では首にレイがかけられ、昔ながらの横並びのテーブルにいろいろな人たちが隣り合うように座ります。
レイ作りのカルチャ―体験やハワイアンミュージックとフラ、ファイヤーナイフダンスなどのステージなども行われ、場が盛り上がることが多いようです。
単なるディナーショーとしてだけでなく、ハワイの文化を多くの人に知ってもらい、ポリネシアンの文化を深く体験してもらえる貴重な場としても開催されています。