座喜味城跡公園は沖縄のパワースポット
日本で一番人口が多い村で有名となった読谷村は、残波岬や宇座海岸などといった風光明媚な絶景に恵まれながらも自然豊かな自治体です。地図で見ると鳥の形をしているため、鳳が天高く舞う姿をイメージさせます。今回は、座喜味城跡のパワースポットについて紹介しましょう。
まずは歴史から
最初に概要を説明しておきましょう。座喜味城は沖縄県が琉球王朝の時代だったころ、15世紀の前期、つまり1416年から6年の間にかけて護佐丸によって築城されました。北部となる今帰仁城の勢力が弱まったものの、残党がまだまだ生き残っているためそれが新しい力を得て南へと攻め込まれたら問題になると判断したため、王朝は残党を牽制する目的でこの地に城を建築しました。
後年、第二次世界大戦時には旧日本軍が米軍を迎え撃つための砲台として城をそのまま使われ、終戦後は接収され嘉手納基地の一部分として通信を目的とした機能を有する施設へとして使われました。
そして、1972年の沖縄の祖国復帰を境に返還され、城跡公園として再整備し現在へと至ります。場所柄標高125メートル程度の丘にあり、東シナ海を一望できるため、のろし台の役割も果たしました。
見どころは様々
世界遺産としても指定された座喜味城跡公園。城の石垣だけでもきれいなカーブが描かれており、石門のアーチなどが魅力です。見どころを挙げるならば、後述する夕方のほか朝のご来光が美しい姿を見せてくれます。
一部の区域では立ち入りできない場所が存在するものの、入場できる場所は24時間訪れることができるため、「早起きは三文の徳」ということわざがあるようにいつもより目を覚ます時間を早めてでも、訪れる価値は高くなっています。
季節限定になりますが、冬になるとライトアップしてくれるのも特徴です。時間は18時から21時までの3時間と限られていますが、赤土の地盤に対し石の積み方を工夫しながら築城した美しい曲線を描く城壁も、この時ばかりは幻想空間へといざなってくれます。
さて、本題に入ろう
城跡そのものがパワースポットであり、ご利益については具体的に家内安全や恋愛成就といった特定のものではなく、あらゆる分野において力を授けてくれる場所とされています。場所柄緑に囲まれている環境ゆえに、マイナスイオンを吸収しながら心を落ち着かせてくれるほか、不思議と力が与えられるなど、オールマイティー的位置づけとされています。
力が集う場所としてヨガをされている方々が集まり、夕方を中心にその光景が見られます。マイナスイオンを吸収しながら身体の疲れを癒せて、さらに力が与えられるといわれる神秘的な場所であるため、県内から愛好家たちが集まっています。
夏は晴れの日が多いためか、青空の下で過ごせる場所で天からのパワーを、夕方には沈みゆく太陽からの力をそれぞれ得られる場所であるため、総合的パワースポットとされています。
最後に
座喜味城跡公園の住所などについて紹介しておきましょう。
・住所:〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味7086番地
・お問合せ先:098-958-3141
・交通アクセス
琉球バス交通62系統中部線(喜名方面)座喜味下車徒歩約10分
沖縄バス29系統読谷線座喜味下車徒歩約9分
・備考:駐車場有
まとめ
座喜味城跡公園は沖縄の空とマイナスイオン、それに城跡自体がパワースポットで朝や夕方、夜はライトアップのほか夏の夜空には満天の星を眺めるスポットとしても楽しめます。