カイウラニ王女とは?ハワイ王国最後の王位継承者について紹介

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ハワイ王国最後の王位継承者である「カイウラニ王女」。

3月6日はハワイの希望の星ともいわれたそのカイウラニ王女の命日です。

ハワイの王族たちはいろいろな伝説を残していますが、その中でハワイ最後の王継承者であるプリンセス・カイウラニのエピソードなど紹介していきます。

 

ハワイ王国最後の王位継承者

カイウラニ王女は、ハワイ王国八代リリウオカラニ女王の姪であり、本名はヴィクトリア・カイウラニ・カラニヌイアヒラパラパ・カヴェクイ・イ・ルナリロ・クレッグホーンといいます。

とても長い名前であるため、現地ではカイウラニ王女と呼ばれ親しまれています。

1875年10月16日にオアフ島ホノルルで、オアフ島最後のロイヤルガバナーのアーチボールド・スコット・クレッグホーンを父に、カメハメハ1世の従兄弟で高位酋長ケポオカラニの家柄の母の間に生まれた皇族の王女です。

カイウラニ王女が11歳のころに母が他界したことで、リリウオカラニ女王の後継者として多くの期待を背負った人物といえます。

 

日本皇室に縁談を申し込んだ過去

カラカウア国王は当時、アメリカと在ハワイ米国人による政経両面の圧力に頭を悩ましていました。

そこで、1881年に来日し、明治天皇との会談で山階宮定麿王とカイウラニとの縁談を申し込んだとされています。

その当時の山階宮定麿王の年齢は13歳で、カイウラニはわずか5歳でしたが、縁談により日本の皇室と強く結びつくことで、ハワイ併合をもくろむアメリカの動きを抑えたかったようです。

しかし明治天皇はアメリカとの関係悪化を懸念し、明治新政府に余力はないと断りを入れたとされています。

 

カイウラニ王女由来のホテル

アイナハウは、カイウラニ王女が幼少の時代に過ごした領地といわれており、その場所に建てられたのが「シェラトン・プリンセス・カイウラニホテル」です。

ワイキキで長い伝統と歴史を誇るホテルであり、館内ロビーにはカイラウニ王女の肖像画や写真などが飾られています。

プールサイドに設置されている石のベンチは、カイラウニ王女と作家であるロバート・ルイス・スティーブンソンがたくさんの時間を過ごしたとされる場所です。

客室はハワイらしさを感じられるインテリアで統一されており、部屋によってワイキキの夜景や青い海の眺望など様々な風景を楽しむことができます。

ショッピングセンター「キングス・ビレッジ」のすぐ側にあるホテルであるため、ショッピングや観光はもちろん、ビーチや公園、動物園に水族館まで徒歩で行くことができる最高のロケーションといえます。

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