カルアポークとは?ハワイに伝わる歴史と特徴の料理を簡単に紹介

カルアポークとは、ハワイに古くから伝わる伝統の料理です。
豚肉をまるごと地中の窯で蒸し焼きにする料理であり、ハワイ語の「カルア(焼く)」に由来しています。
ハワイの宴「ルアウ」で提供される定番料理であり、豚一頭をまるごとバナナの葉に包んで、地中に掘った穴で蒸し焼きにするダイナミックさが特徴といえます。
そこで、カルアポークについて、ハワイに伝わる歴史と特徴の料理を簡単に紹介します。
カルアポークとは
カルアポークとは、豚肉を長時間かけてじっくりと煮込んだ古代ハワイから伝わる伝統料理です。
イムという地面へ埋めたオーブンを使い、豚を丸ごと焼きます。
ハワイ伝統のエンターテイメントショーであるルアウでは、必ず提供される料理の一つです。
焼いた肉をそのまま味わうだけでなく、細かくほぐしてポイというタロ芋を練って潰したものと一緒に食べることや、キャベツと炒めるなどの方法もあります。
カルアポークの歴史
カルアポークは、カルアピッグとも呼ばれる料理です。
ハワイには、昔からカプ制度と呼ばれる環境を守る掟がありました。
単に環境を守るだけでなく、王族と一般人や男性と女性を分けるルールや掟が厳しく設けられていました。
しかし、カプ制度は1819年にカメハメハ大王が廃止したため、男女関係なく一緒に料理を食べることができるようになったといえます。
禁じられていた料理もルアウなどの祝いの場で味わえるようになったことで、祝いごとのたびに食べるようになったいわれています。
カルアポークの特徴
カルアポークの特徴は、ハワイアンシーソルトでスモークするのみのシンプルな料理であることです。
家庭で作るときには、豚肩ロースをハワイアンシーソルトとリキッドスモークとガーリックを入れて軽く焼き、バナナの葉に包んで圧力鍋で調理します。
豚肉と思えないほど、ホロホロの肉になることが特徴のため、一度作るとクセになること間違いありません。
味付けが塩辛いと感じるときには、他の野菜などと一緒に食べるとよいでしょう。
カルアポークは、1カップあたり85グラムで497キロカロリー程度です。
高プロテインで、ビタミンやミネラルも豊富であり、脂分が少なくチキンよりもヘルシーといえます。
ただし、カルアポークをメインプロテインとする場合には、一緒に食べる野菜や料理でカロリーが変わるため注意してください。