ハワイの神聖な海の守り神「ウミガメ」と出会ったときに守らなければならないこと

ハワイでは「ウミガメ」は、「ホヌ」と呼ばれる神聖な生き物とされています。

幸運を運ぶ「海の守り神」とされている生き物ですが、自然環境が変化したことで絶滅危機に陥っている種類も少なくありません。

そのためハワイでは、ウミガメの保護や推奨距離などを定め、絶滅危機を防ぐための見守り活動を続けています。

そこで、ハワイで「ウミガメ」と出会ったときにはどのようなことを守らなければならないのか、その内容について説明していきます。

ウミガメは海の守り神

ハワイ語で「ホヌ」と呼ばれている「ウミガメ」は、ハワイでは神聖な生き物とされ幸せを運ぶ「海の守り神」とされ親しまれている存在です。

ウミガメは全部で７種類いますが、そのうちハワイには次の５種類のウミガメが生息しています。

・アオウミガメ

・アカウミガメ

・タイマイ

・オサガメ

・ヒメウミガメ

ハワイ諸島沿岸部で見ることができるほとんどはアオウミガメで、ウミガメにとって暮らしやすい場所であることがうかがえます。

ハワイでシュノーケリングを楽しんでいるときに、偶然ウミガメに出会うこともあれば、浜に上がってきたウミガメと遭遇することもあります。

ハワイは絶滅危惧種も含めたウミガメの生息地・産卵地であるため、ウミガメに出会ったときには騒いだり驚かせたりせず、そっと距離を保ち見守ることが大切です。

そもそもハワイにはウミガメに出会ったときのルールが設けられており、次の3つの行為は必ず守らなければなりません。

以下の3点は禁止行為でもし破ってしまうと罰金の対象にもなります。

・1.8～3メートル以上離れ近づかないこと

・触らないこと

・エサを与えないこと

もしも上記のルールを破れば罰金の対象にもなるため、ハワイの幸せのシンボルといえるウミガメを大切にしましょう。

ハワイでウミガメに出会うことができるビーチは、主に次の4つです。

・ラニカイビーチ

・ハレイワ・アリイ・ビーチ

・パパイロアビーチ

・ブラックロック

それぞれのビーチの特徴を説明していきます。

ラニカイビーチ

ウミガメスポットの定番ビーチといえるのが「ラニカイビーチ」で、5～9月頃であればウミガメに確実に出会うことができる人気のスポットです。

ハレイワ・アリイ・ビーチ

ハレイワタウンの近くにある「ハレイワ・アリイ・ビーチ」は、遠浅なので泳ぎに自信がない方にも安心のビーチで、冬であればウミガメに出会う確率が高くなる場所です。

パパイロアビーチ

「パパイロアビーチ」は岩場が多いビーチのため比較的人が少なく、ウミガメたちが浅瀬で優雅に泳ぐ場所です。

ブラックロック

マウイ島カアナパリビーチの最北端にある「ブラックロック」には、黒い岩礁があるためウミガメが海藻を食べにやってくる場所で、シュノーケリングでウミガメを見ることができます。