ハワイの絵葉書に多いヤシとダイヤモンドヘッドの風景の秘密
ハワイのイメージといえば、たとえば「ワイキキビーチ」や「ダイヤモンドヘッド」、「ハイビスカス」や「カメハメハ大王像」などでしょう。
そして、南の島であるハワイの至る場所で目にすることが多い、「ヤシ」もその1つです。
そこで、ハワイの絵葉書でも多く見られることが多い、ヤシとダイヤモンドヘッドについて紹介していきます。
ハワイで至る場所にある「ヤシの木」
実は「ヤシ」にもたくさんの種類があり、ハワイ・ワイキキで目にすることが多いのは「ココヤシ(ココナッツパーム)」という種類のヤシの木です。
高く細いことが特徴であり、中には30メートルの高さという場合もあるほどで、花は年に2回咲かせて年間数十個ものココナッツの実をつけます。
ワイキキの街路樹にはココヤシがたくさん並んでいますが、ココヤシから熟れてココナッツの実が落ちていることはありません。
仮にビーチや歩道にココナッツの大きな実が落下してきたら、観光客などにあたりケガを負ってしまいます。
そこで、ホノルルでは観光客の安全に配慮するため、ココヤシの花が咲いた段階で実をつけないようにクレーンで切り落としているようです。
ワイキキの美しい景観維持のためには、地道な努力もされていることが確認できます。
ただしホノルル郊外のローカルタウンでは実がついたココヤシもあるため、熟れたココナッツの実には用心しながら歩くようにしてください。
オアフ島のシンボル「ダイヤモンドヘッド」
オアフ島のシンボルともいえるのが「ダイヤモンドヘッド」ですが、特徴のある形をしています。
クレーターの斜面で見つけた石をダイヤモンドだと勘違いした英国の船乗りが「ダイヤモンドヘッド」とつけたことからその名称が決まったようですが、横から見れば平面な山でも上から見ると円形のクレーター状になっていることが特徴です。
火口部分と周囲一帯は第一次世界大戦頃から米軍の軍事施設として使用され、現在でも火口外の北東側はハワイ州軍の本部が置かれ、ハワイ赤十字の本社もあります。
登頂はハイキングコースとして知られており、その眺めは素晴らしく澄んだ空気と美しい景観が魅力の場所です。
見る時期によっては茶色いダイヤモンドヘッドのときもありますが、雨季には緑色になったダイヤモンドヘッドを見ることもできます。
見る時期や場所によりいろいろな姿を見せてくれる場所なので、異なるタイミングで訪れるとより楽しいといえるでしょう。