ハワイ現地民の呼び方の違いとは?先住ハワイ人がラスベガスに移住している理由
ハワイ先住民とはもともハワイに住んでいた先住民とその子孫のことですが、その起源はハワイに入植したポリネシア人にまで遡ることができます。
ハワイの歴史を知ると先住ハワイ人についても理解することができますが、現在、ラスベガスに移住する傾向が見られるようです。
また、ハワイ現地民は、「ハワイアン」や「ローカル」などいろいろな呼び方に違いがあるようです。
そこで、ハワイ現地民の呼び方の違いや、先住ハワイ人がラスベガスに移住している理由について紹介していきます。
ハワイの歴史
1959年に米国50番目の州となったハワイ州の歴史は、十数世紀前にまでさかのぼります。
約1500年前に、マルケサス諸島のポリネシア人が、星の光を灯りとしたカヌーによる航海で、3200キロ以上先のハワイ島諸島に到達したといわれています。
そのためハワイ諸島の先住民は、海を渡って移住してきたポリネシア人とされており、その後は、19世紀にスタートした移住者時代などを経て多くの人が移り住んだとされているようです。
ハワイは、正式にはポリネシアで故国を意味する「ハワイイ(HAWAII)」といいます。
ハワイ旅行の際には、古くから伝えられているアロハ・スピリットを体験したり歴史・文化に触れたりすることで、より海外旅行を満喫することができるでしょう。
ハワイ現地人の呼び方の違い
ハワイ現地人は、「ハワイアン」と「ローカル」という2つの呼び方があります。
まず、ハワイアンとは、祖先が先住民族であることを名乗っている方です。
もう一方のローカルは、ハワイアンの血を引かないハワイ在住の人たちとされています。
さらに長くハワイに住んでいる人をカマアイナ、新たにハワイに住み始めた人をマリヒニと呼びます。
ハワイ先住民がラスベガスに移住している理由
ハワイ先住民は、昔からハワイに住んでいた方といえますが、2023年1月24日に公開されたハワイのローカルメディア「Hawaii News Now」によると、別の場所への移住を決断するケースが増えているようです。
昔から住んでいた場所を離れようと決断する背景には、住居費用など生活費の高騰が挙げられます。
多くはハワイからネバダ州ラスベガスへの移住を検討しているようですが、たとえばラスベガスで販売中の約30万ドル(約3940万円)の3ベッドルームの住宅をハワイ・ホノルルで購入する場合、約120万ドル(約1億5740万円)必要になるほど価格に差があります。
ハワイ州で生活する日は、収入の4割以上を家賃に充てているため、生活費がさらに高騰すれば生活できないと感じ、移住を決断しているのかもしれません。