世界で最も活発なハワイ島のキラウエア火山とは?世界遺産に登録された理由

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ハワイ島には、世界で最も活発といわれているキラウエア火山がありますが、標高約1,250メートルの活火山であり世界遺産に登録されています。

地球上で一番活発といわれているだけあり、毎年多くの観光客がキラウエア火山を訪れていますが、どの程度噴火など繰り返しているのでしょう。

そこで、世界で最も活発なキラウエア火山について、噴火状況や世界遺産に登録された理由を紹介していきます。

 

キラウエア火山とは

キラウエア火山とは、ハワイ島にある地球上、最も活発な活火山です。

ハワイ島の南東に位置しており、約1,250メートルという標高で、30年間に渡り規模は異なるものの50回以上噴火を繰り返しています。

激しい爆発はないものの頻繁に繰り返される噴火により吐き出された液状の溶岩はいずれ陸となり、今でも島の面積が広がっている状態です。

 

キラウエア火山が世界遺産に登録された理由

キラウエア火山は国立公園として、1987年、ユネスコの世界遺産に登録されています。

地球の歴史で地学的・生物学的に特性が高いとされており、溶岩流跡や溶岩洞窟などを確認できることから高い評価を得たといえるでしょう。

 

キラウエア火山が形成された歴史

キラウエア火山が形成されたのは、60万年から30万年前の海底での堆積からといわれています。

10万年ほど前には海面から姿を見せ、ハワイ島近辺に火山性ホットスポットが生み出したと考えられるでしょう。

 

キラウエア火山の高さ・大きさ・噴火回数

キラウエア火山は標高1,247メートルの高さで、北緯19度25分00秒・西経155度17分00秒に位置しています。

国立公園としてのキラウエア火山は1,308平方キロメートルあり、繰り返す噴火により流れ出した溶岩が固まって、現在でもハワイ島の面積を広げている状態です。

また、火山体中心のキラウエアカルデラは、縦4.7キロメートル・横3.1キロ・深さ165メートルの大きさになっています。

 

キラウエア火山がパワースポットとされる由来

キラウエア火山がパワースポットとされるのは、ハワイに伝わる火山の女神ペレが関係しています。

ペレはハワイの神話で最も有名な女神で、炎・稲妻・暴力・ダンスなどを司る神です。

その性格は気性が荒く、怒りや嫉妬で人々を焼き尽くしてしまうなど、畏怖の対象とされるなどいろいろな伝説があります。

火山の女神ペレはもともとハワイにいたのではなく、カヒキから渡ってきたともいわれており、故郷を追われマウイ島で姉と衝突し命を失ったとされています。

その魂がハワイ島キラウエア火山へとたどり着き、ハレマウマウ火口を終の棲家にしたとされているようです。

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