宮城で塩の神様を祀るパワースポット「鹽竈神社」とは
宮城で随一といえるパワースポットが、塩の神様を祀る春が特に美しいとされる「鹽竈神社」です。
宮城県塩竈市にある1200年以上という長い歴史を誇る神社であり、「陸奥国一之宮」と呼ばれ奥州藤原氏や伊達政宗など仙台藩主の権力者たちの信仰を集めていたことでも知られています。
鹽竈神社のある地元では「しおがまさま」と称されており、海上安全・大漁満足・武運長久・国家安泰・安産守護・延命長寿・交通安全・必勝・成功…など、様々なご利益がある神社であることからパワースポットとして注目されています。
鹽竈神社の特徴
鹽竈神社は小高い森の中に鎮座されていますが、そこまでの近道とされる表参道の通称「男坂」には202段の石段があります。
男坂を登りきることができれば境内へと到着しますが、そこでは江戸時代中期の高い価値を誇る神社建築で建てられた本殿や廻廊など国の重要文化財を見ることができます。
人々に塩づくりの製法を伝えた神様といわれている「塩土老翁神」が主祭神で、海上安全・大漁・延命長寿・安産守護など様々なご利益があるとされていることから、安産祈願や厄払いでも足を運ぶ方が少なくありません。
春になると境内の27本もの「鹽竈桜」が見頃を迎える桜の名所としても知られており、朱色社殿と桜の淡色が織り交ざる美しい景観を楽しむことができます。
帆手祭・花祭・みなと祭といった祭りが年3回開催されますが、202ある石段を重さ約1トンの神輿が16名の担ぎ手で運ばれます。
まさにパワーの源といえる石段であることも、パワースポットとして注目されている理由と考えられるでしょう。
鹽竈神社の由緒
古くから東北鎮護・陸奥国一之宮として、多くの人の崇敬を集めてきたお寺です。
神社創建の年代は詳らかではないものの、奈良時代国府と鎮守府を兼ねた多賀城が現在の多賀城市市川に設けられ、精神的支えとなって信仰されたと考えられています。
現在の社殿は伊達家四代綱村公から五代吉村公に亘り、9年という歳月をかけて宝永元年(1704)に竣工されました。
平成14年12月には、本殿・拝殿・四足門(唐門)・廻廊・随神門以下14棟と石鳥居1基が国の重要文化財として指定され、平成23年には第十八回の式年遷宮本殿遷座祭が斎行されています。
境内には神明社・八幡社・住吉社・稲荷社を、市内本町には御釜神社・牛石藤鞭社、新浜町には和歌の名所として有名な籬島に曲木神社を祀っています。
所在:宮城県塩竈市一森山1-1
アクセス:JR仙石線 本塩釜駅より徒歩圏内
電話番号:022-367-1611