山形と宮城の県境、蔵王山脈のパワースポット

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東北地方中部に相当する山形と宮城の両県境は、奥羽山脈で隔てられており、二つの県の行き来だけでも山を越えるのは必須です。そのうちの一つとなる蔵王ルートは冬になると、スキーのメッカとして有名ですが、パワースポットとしての側面を持っています。

蔵王の山

奥羽山脈の一部を形成し、宮城と山形の県境に位置しているのは先に話した通りですが、冬はスキーと温泉のメッカであるのは山形県側となっており、北側が山形市、南側は上山市にぞれぞれ属しています。なお、蔵王温泉という地名があるのは前者であることから、冬は温泉とスキーの両方が楽しめます。

ふもと側からロープウェイとケーブルカーがありますが、山からは大地、空からは天と二つの気が強く発しているため、理想なのが徒歩登山となっています。全体的なご利益は勝負に挑みたいとき、仕事で行き詰った状態や方針転換の時期に登山するとよいと言われています。

蔵王の三大神

山形県側から登るならばスキー場にある道を使って登山し、長い山道をたどるとケーブルカーの終点となる中央高原駅です。その目と鼻の先にあるのが蔵王三大神の一つである「大権現堂」です。水の神が祀られ、不老長寿と豊年満作のご利益があるといわれているため、農業と健康のパワースポットです。

次に、大権現堂から南へ下ったところにあるのが、ロープウェイの鳥兜駅に隣接する形で存在する「蔵王大黒天」です。旅の安全祈願と商売繁盛のご利益があるパワースポットで、鳥兜山の頂上に位置しています。

そして大権現堂から南東に位置したところにあるのが「蔵王地蔵尊」です。こちらは災難除けのご利益があるパワースポットです。また、近隣には冬になると樹氷の群れが現れ綺麗で、その大きさから怪獣と錯覚させてしまうほどの美しさを誇ります。

山道を歩き、そして宮城へ

地蔵尊から南東へ、険しい山道を進んでいくと熊野岳避難小屋へと到着します。この場所は御釜がよく見えるスポットとなっています。水面の色が五色へと変化しやすいため、別名は五色沼といわれるほどです。その昔、蔵王山は火山だったことから、噴火口がそのまま沼へと変わりました。

蔵王山は奥羽山脈の一つとして形成され、大地と空のパワーが授かるスポットです。蔵王山自体も1,000年前には火山口でしたが、現在は沼として姿を変えています。ご利益については、乗り気にならない気分を切り替えるためであったり、リフレッシュを目的としたパワースポットとなっています。

まとめ

冬はスキーと温泉二つのリゾートを楽しめる蔵王ですが、それ以外の季節ならばパワースポット巡りに最適です。冒頭にも触れましたが大地と空、自然がもたらす二つのパワーを補給する意味でも、登山がおすすめです。

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