ハワイの野生海洋生物とは?大切な地球資源である海で暮らす仲間たち
ハワイも日本と同じく海に囲まれた島であり、海は大切な地球資源です。
その海には野生の海洋生物が暮らしていますが、自然豊かなハワイ諸島にも様々な生物がいます。
そこで、ハワイの海で暮らす野生海洋生物について紹介していきます。
ハワイ諸島を取り囲む海に住む海洋生物
ハワイ諸島を取り囲んでいる海に生息する魚は400種以上といわれており、サンゴ礁にはチョウチョウウオやエンゼルフィッシュなどが30種弱、ベラの仲間が50種以上生息しています。
近海には貝類・甲殻類・ハマチ・ブリの他、サメなどの大型魚類も生息しており、ハワイ諸島海域の食物連鎖を構成していることがうかがえます。
豊かな自然を提供するクジラやイルカ、アザラシなどの海生哺乳類など、太平洋の真ん中に位置する場所で生き物が定着することが難しいエリアでありながら、一度定着すれば外敵に襲われることのない安心した場所として多くの生物が暮らします。
海洋資源激減による細かい規制
地球温暖化により、海の環境は大きく変わりました。
さらにハワイ州でも乱獲の被害に遭い、海洋資源が激減してしまった過去もあります。
そのため環境保護を持続するために、漁業やレジャーで釣りを行うには規制を守ることが必要とされています。
特に海遊業であるマグロ(アヒ)やシイラ(マヒマヒ)などは、年間漁獲量が定められるなど強い規制が設けられています。
ハワイ州で保護されている生物
ハワイ近海に生息しているアザラシ・イルカ・ザトウクジラなどの野生の海洋生物は、ハワイ州法などで保護されています。
推奨距離以内に近づくことはできないルールを守ることが必要であり、様々な生物が安心して過ごせる居心地の良い環境を守ることが大切です。
日焼け止めクリームにも注意が必要
2021年1月からは、サンゴに有害とされている成分を含む日焼け止めの販売は禁止されています。
ハワイでアクティブに過ごすために日焼け止めクリームは欠かせないと考える方は多いでしょう。
確かに肌を紫外線から守るためには必要ですが、その一部の成分が海の生物に危害を与える可能性もあるとされています。
サンゴ礁に優しい成分で作られた日焼け止めクリームなら問題ありませんが、年間約4,000~6,000トンの日焼け止めが人間の皮膚からサンゴ 礁海域に流れ出ていることが報告されており、一部有害成分であるオキシベンゾンやオクチノキサートがサンゴ礁を白化させています。
そこで、ハワイ州では2021年1月1日からサンゴ礁へ有害な成分を含む日焼け止め販売を禁じる法案が成立しているため、サンゴ礁の優しい日焼け止めを使用するようにしてください。