コロナでハワイを訪れる観光客は増えた?日本からのニーズは?
新型コロナウイルス感染拡大により、外国と行き来することは一時できなくなっていました。
ただ、現在ではハワイなど全米のレストランには補助金も支給され、コロナ禍による経営打撃から回復しているようです。
ハワイの飲食業界も活気を取り戻したといえますが、特に米国本土からの観光客は増えて業績も復活しつつあるとされています。
そこで、ハワイを訪れる観光客は本当に増えているのか、日本からのニーズについて解説していきます。
コロナ禍前の活気を取り戻しつつある状態
2021年の夏頃から、アメリカ本土からハワイへと観光客が押し寄せるようになりました。
コロナ禍前の数を軽く超えるほどで、アメリカからの観光客のみでホテルはほぼ満室になるほどだったようです。
その理由は、コロナ禍により格安航空チケットが出回ったことや、外国に行くことができないためハワイに国内旅行する人が増えたことが挙げられます。
ハワイの観光客数はコロナ禍前の9割近くまですでに回復状態ですが、ほとんどはアメリカ本土からという状態のようです。
日本人よりも米国人向けの飲食店が増加
ハワイ観光を楽しむのはアメリカ本土からの人ばかりという状態から、ハワイのレストランでも米国人向けの料理を提供する傾向が強くなっています。
たとえば高級寿司店などは、もともとはハワイのネタを使った江戸前寿司を日本人向けに提供しており、人気でした。
しかし今では、米国人観光客が好む本格江戸前寿司を全面に押し出すようになっています。
ワイキキのうどん店も米国人に合った味付けに変更し、米国人が好むロール寿司などのメニューも増やしているようです。
ラーメン店もスープの味付けを米国人向けに変えるなど、日本人観光客ではなくアメリカ本土からの観光客向けの料理を提供する店が増えています。
日本人観光客はハワイにとって貴重
ハワイにバスで訪れる団体観光客はおらず、レンタカー利用客が多いなど、米国人は団体行動をあまり好まない傾向が見られるようです。
そのためパーキングは不足する状態となっており、ホテルエントランスの車寄せも対応できていないとされています。
朝食もコーヒーとヨーグルトのみなど、米国人は普段の生活ペースを崩さないため、出費を惜しまない日本人や中国人観光客とは異なります。
円安や燃油サーチャージ上昇など様々な逆風もある中、日本からハワイを訪れる人もいますが、従来のように日本人だからではないワイキキの街で過ごすのもよいかもしれません。