ハワイアンハイビスカスとは?マオ・ハウ・ヘレとの違いを簡単に紹介

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ハワイアンハイビスカスは、ハワイの固有種と中国原産のブッソウゲなどを掛け合わせた園芸品種の総称です。

ハワイ州の花はハイビスカスといわれていますが、「マオ・ハウ・ヘレ」という黄色の花であり、ハワイアンハイビスカスとは異なります。

そこで、ハワイアンハイビスカスについて、マオ・ハウ・ヘレとの違いを簡単に紹介します

 

ハイビスカスとは

ハイビスカスは、園芸品種であるハワイアンハイビスカスと、ハワイ固有種のハイビスカスの総称です。

ハワイでは、ハイビスカスを単に美しい花とするのではなく、文化や信仰にも深く関わる植物として扱っています。

神様へ捧げる花であり、ハワイ州の州花ともされているなど、ハワイにとって欠かすことのできない植物です。

ハワイ語でハイビスカスはAloalo(アロアロ)といい、以下の花言葉を持つ花として大切にされています。

・上品な美しさ

・繊細な美

・信頼

そのため、幸福な未来や希望を象徴する意味やモチーフに使われることも多い花です。

 

ハワイ州のハイビスカスとは

ハワイ州のハイビスカスとは、黄色いマオ・ハウ・ヘレと呼ばれるハワイ固有種であり、1988年に州花に指定されたアロアロ(Aloalo)とも呼ばれる花です。

実際、ハワイ固有のハイビスカスには何種類かあり、広く分布するのはコキオ・ケオ・ケオといわれています。

ケオは、日本語に訳すと白の意味ですが、名称どおり純白の花を咲かせます。

コキオ・ケオ・ケオに中国原産のブッソウゲをかけ合わせた品種が、ワイキキを中心としたハワイアンハイビスカスの園芸品種となったといわれています。

 

ハワイアンハイビスカスとマオ・ハウ・ヘレの違い

ハワイを代表する花と知られているのがハイビスカスですが、日本でも日本航空のリゾッチャ号の尾翼にハイビスカスと小鳥が描かれていました。

ただし、リゾッチャ号に描かれたハイビスカスは、ワイキキのカラカウア大通りやビーチなどのハワイアンハイビスカスです。

ハワイアンハイビスカスには、ハワイの土地や人物の名を名称とする品種も数多くあり、たとえばヌウアヌ・パリやダイヤモンドヘッドなどもその一つといわれています。

一方のハワイ州の州花のハイビスカスは、黄色い花を咲かせるマオ・ハウ・ヘレのため、ハワイアンハイビスカスとは異なります。

遠目に眺めると違いがわかりにくいものの、近くで観察すると形状・色・繊毛(花や葉の表面に生える細かな髭状の繊毛)・蕾などいろいろな部分が異なるため、混同しないように注意してください。

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