ハワイとアメリカ合衆国の関係とは?米国50番目の州になった歴史を紹介
ハワイは、1959年にアメリカの50番目の州になりました。
かつてのハワイ王国がアメリカに併合された歴史的な関係があり、当初は不法な併合だったとアメリカ政府から公式に謝罪を受けています。
その後のハワイは、アメリカの重要な軍事基地として、また、豊かな観光資源のリゾート地として発展しました。
そこで、ハワイとアメリカ合衆国の関係について、米国50番目の州になった歴史を紹介します。
ハワイの歴史
ハワイは、1959年にアメリカの50番目の州になった最も新しい州です。
およそ1,500年前、無人島だったハワイ島に、星のあかりだけを頼りにマルケサス諸島のポリネシア人が到達したことがはじまりといえます。
その500年後には、タヒチから移住者が多くハワイへ移り住みました。
移住者は、古代ハワイの信仰の基礎になる神や半神半人の思想を持ち込んで、厳格な社会階層を作ったといわれています。
ハワイ王国の誕生
1778年になると、カウアイ島ワイメア湾にキャプテン・クックが上陸します。
上陸した諸島は、サンドイッチ伯爵に由来する名称として「サンドイッチ諸島」と名付け、西洋との扉を開いたと考えられます。
しかし、上陸後1年経った頃、ケアラケクア湾で殺害されてしまいます。
1791年には、ノース・コハラ生まれのカメハメハがハワイ島の敵対勢力を統一しました。
1810年にはハワイ諸島全域を統一し、ハワイ王国という国を誕生させたといわれています。
その後の1819年、厳しい戒律を含むカプの統治は、カメハメハ大王の死後、息子のリホリホにより廃止されました。
米国の属領となったハワイ
1820年には、最初のプロテスタント宣教師がハワイ島に上陸して布教活動を展開し、カプ終焉後の新たな価値観をもたらしたと考えられます。
船乗り・貿易商、・捕鯨漁民の集まる港となったハワイですが、マウイ島のラハイナ港は捕鯨産業で栄えました。
しかしこの頃、西洋から入った病気で、ハワイ先住民の多くの命が失われます。
1893年には、ハワイの経済を支配していた米国からの入植者が王国を平和的なクーデターで転覆し、1898年に米国の属領となりました。
米国50番目の州になった経緯
1941年12月7日、日本がオアフ島のパール・ハーバーを奇襲攻撃します。
その4年後の1945年9月2日、日本がパール・ハーバーのUSSミズーリ船上で無条件降伏に署名したことにより、第二次世界大戦は終戦しました。
1959年、ハワイは米国50番目の州となったといわれています。



