ハワイアンドーナツ「マサラダ」とは?一般的な揚げ菓子やドーナツとの違い
ハワイアンドーナツと呼ばれる「マラサダ(Malasada)」は、ハワイで有名なお菓子であり、ハワイアンたちに日ごろから親しまれています。
ローカルスイーツの1つであり、イースト菌で生地を発酵させることによるフワフワでありながらモチモチとした食感が特徴です。
油でさっくりと揚げたドーナツに砂糖をまぶして作られているマサラダですが、実はもともとはポルトガルの伝統的なお菓子でした。
ハワイに渡ったポルトガル移民が伝えたことで、ハワイのローカルスイーツになったと考えられていますが、一般的な揚げ菓子やドーナツとの違いについて紹介していきます。
ハワイのローカルスイーツ「マラサダ」とは
「マラサダ」とは、ハワイのローカルスイーツの1つで、一般的なドーナツのように生地を油で揚げて作ります。
ただマサラダの場合、イースト菌を加え一旦生地を発酵させるため、食感がフワフワでありつつモチモチさもあるのが特徴です。
揚げた生地に粉砂糖を振りかければ完成するというシンプルなお菓子ですが、中にクリームなどが詰められたものなども販売されています。
ポルトガル発祥のお菓子
マラサダはもともと「ポルトガル」が発祥の揚げ菓子です。
1800年代後半にポルトガルからハワイへと移り住んだ移民が伝え、現在のハワイの食文化に根付いたとされています。
一般的なドーナツとの違い
日本の「揚げパン」は、コッペパンを油で揚げて砂糖を振りかけてつくります。
生地を発酵させたあとオーブンで一旦焼いてから揚げる工程であるため、マラサダは揚げパンよりもドーナツに近いお菓子といえるでしょう。
ただし一般的な「ドーナツ」はベーキングパウダーを使い生地を膨らませるため、発酵工程を挟むマラサダのほうが軽くフワフワとした仕上がりです。
イースト菌で発酵させた生地を油で揚げてグラニュー糖をまぶして仕上げるお菓子であるため、ドーナツや日本の揚げパンよりも軽さがあり、外はカリっとしているのに中はふわっとし
ているという特徴が人気の理由です。
マサラダの中身
マサラダを販売しているスイーツ店にもよるものの、プレーンなタイプもあれば、シナモンや乾燥梅干しに砂糖をまぶしたタイプもあります。
また、クリームを入れたタイプのものも、カスタード・チョコレート・ココナッツ・マカダミアなど、ハワイにちなんだ味のクリームが使われることが多いようです。