ハワイにある博物館「アーミーミウジアム」とはどのような施設?
ハワイ・ワイキキにアーミーミュージアムという博物館があることは知っているけれど、そもそも何を展示しているのかわからないという方もいることでしょう。
アーミーミュージアムとは、アメリカ国内の陸軍博物館のひとつであり、アメリカ陸軍運営の入場無料の施設です。
そこで、ハワイにある博物館「アーミーミウジアム」とはどのような施設なのか紹介します。
アーミーミュージアムとは
「アーミーミュージアム」とは、アメリカ国内でアメリカ陸軍が運営する陸軍博物館のひとつです。
1911年に設置されていたランドルフ砲台を再利用して作られたハワイ陸軍博物館で、要塞だった場所が博物館になっています。
アーミーミュージアムの展示物
アーミーミュージアム入口には戦車が置いてあるなど、ハワイ軍の歴史を感じさせます。
ハワイ統一前のカメハメハ軍が、欧米人たちから武器を受け取ってから、真珠湾攻撃や第2次世界大戦、朝鮮戦争にベトナム戦争など、太平洋地域でアメリカ合衆国が参戦した戦争に関する資料などが展示されています。
他にも太平洋戦争で日本の主力戦闘機だったゼロ戦の模型や、日本軍が使っていた武器なども展示されているだけでなく、ハワイ王国時代にパンチボウルに設置されていた大砲なども見ることができます。
日系人部隊に関する展示
アーミーミュージアムには、日系人部隊に関する展示もあります。
日系人部隊とは、第二次世界大戦の際にアメリカ軍として戦闘に加わった日系人のことです。
その中の一人であるダニエル・イノウエ氏は、戦後にアメリカ上院議員・上院仮議長を務めた方で、人物像や功績などを称えられています。
亡くなったときの告別式では、オバマ大統領からも賛辞をささげられていましたが、そのダニエル・イノウエ氏に関する展示もあります。
ハワイに行ったら一度は訪れたい場所
アーミーミュージアムは無料で入館できますが、入口には募金箱が備えられています。
集められたお金は博物館の運営費用に充てられているので、協力できるのであれば募金するとよいでしょう。
アーミーミュージアムの場所は、ワイキキの中心部なので、アクセスにも大変便利なエリアです。
世界中から年間10万人という数の見学者が訪問する人気スポットでもあり、パールハーバーの戦艦ミズーリ記念館と同じく、平和であることの大切さを教えてくれる場所ともいえます。
ハワイ旅行に行ったときには、足を運んでおきたい場所といえるでしょう。