ハワイのエコ活動とは?ゴミ問題解決に向けて行われている取り組みを紹介
エコ活動は日本だけでなく世界で行われており、ハワイでも積極的な活動や取り組みが見られます。
たとえばプラスチック製品を削減するために、2020年からはレジ袋の配布が禁止されているため、ハワイに旅行するときにはエコバッグ持参が必要といえます。
他にもマイボトルやマイストローなど、環境に貢献できることはあるため工夫が必要ですが、具体的にハワイではどのようなエコ活動が行われているのか紹介していきます。
地球規模で抱えるゴミ問題とは
2050年までに、世界のゴミの量は人口増加率を2倍以上上回るはやさで増えるといわれており、世界中でプラスチック消費は増え続けている状態です。
プラスチックが海に流れ込む量は年約800トンともいわれており、絶滅危惧種を含む700種類という生物を傷つけています。
ハワイでもマイクロプラスチックごみの漂流で、自然環境に悪影響を及ぼしている状況です。
ハワイで広まっている「Zero Waste (ゼロ・ウェイスト)」
ハワイでは「Zero Waste(ゼロ・ウェイスト)」が広まっています。
これは、「Waste(ゴミ)」を「Zero(ゼロ)」にする取り組みのことであり、ハワイだけでなく世界で広がっています。
喉が渇いたとき、ペットボトル飲料を買うのではなくマイボトルを携帯することなども取り組みの1つであり、買い物に行くときにもエコバッグを使うなども活動といえます。
2020年にはハワイ初「ゼロ・ウェイストショップ」もでき、環境保全に向けた取り組みを広げています。
海洋深層水から塩をつくる「コナ・ソルト・ファーム」
ハワイ現地では生態系と土地を守りつつ、観光地としての環境を両立させるかを課題に挙げています。
その中でハワイ島の奥深さを知ることができる「コナ・ソルト・ファーム」のツアーでは、914メートルの深海から海洋深層水を取水し、天日乾燥させて塩を作るという取り組みを見ることができます。
そのコナ・ソルトには、次のような特徴が見られます。
・費用対効果の高い塩
・自然の恵みが凝縮されている塩
それぞれ説明します。
費用対効果の高い塩
2000年に設立された「コナ・ソルト・ファーム」では、コナの海岸から水深が急激に深くなる恵まれた地形を利用し、通常よりも短いパイプを最大限に深い場所まで繋いでいます。
そのため他の場所のような長いパイプが不要であり、高い費用対効果が見込めています。
自然の恵みが凝縮されている塩
1000年のも時間をかけ、グリーンランド沖から5万キロという長い距離をゆっくり移動してハワイまで辿り着いた純度の高い海洋深層水から採取するコナ・シーソルトは、通常の塩よりも33%塩分が少ないとされています。
その上でカルシウム・マグネシウム・カリウム・リン・亜鉛・鉄を豊富に含んでおり、自然の恵みが凝縮されていることが特徴です。