ハワイ・ヒロの歴史や自然を堪能できるおすすめの観光スポットを紹介
アメリカ合衆国ハワイ州・ハワイ島の東海岸にある都市「ヒロ」は、人口4万4千人ほどの島です。
ハワイ島を伝統的なモクで6つの地区に分けたときの名称でもあり、「北ヒロ地区」と「南ヒロ地区」に分かれています。
ホノルルに次ぐ第二の都市といわれていますが、ハワイ島の政治や産業の中心地でもあります。
そこで、ハワイ・ヒロの歴史や、自然を堪能できるおすすめの観光スポットについて紹介していきます。
ヒロの歴史
ハワイ島の「ヒロ」の歴史は、紀元1100年頃、マルケサス諸島から移住した人たちから始まったとされています。
現在は行政区域として、ノースとサウスに分かれているものの、昔はハワイ島の東半分を占める広大な地域をヒロと呼んでいたようです。
19世紀以降には多くのさとうきび畑が作られて、日本や中国からは多くの労働者が出稼ぎになってきたとされています。
この移住労働者が増えたことで、現在でもアジア系の移民が人口の多くを占めている状況です。
なお、「ヒロ」という町名の由来は、ハワイ語で「ひねる」「編む」といった意味からとされています。
ハワイ島の観光スポット
ハワイ島は、パワフルな息吹を体感できる火山島の大自然が魅力の島です。
政治や産業の中心地といえるヒロやその周辺には、海・森・庭園などパワースポットといえる場所や、迫力満点の絶景スポットなどが点在しています。
ハワイ旅行で足を運んでおきたい観光スポットとしては、主に次の4つが挙げられるでしょう。
・リリウオカラニ公園
・ワイルク川州立公園
・リチャードソン・オーシャンパーク
・カウマナケイブ
それぞれの観光スポットについて紹介していきます。
リリウオカラニ公園
「リリウオカラニ公園」は、ハワイ王国最後の女王・リリウオカラニにより寄付された広大な海沿いの土地に造られた日本庭園です。
日系移民を記念して1917年に開業され、敷地の4分の1程度を池が占めており、日本から寄贈された石灯籠や庭石・鳥居なども配されています。
ワイルク川州立公園
ダウンタウン近くのワイルク川沿いにある「ワイルク川州立公園」は、高さ20メートル程ある「虹の滝」が有名です。
滝つぼに落ちる水量の多さで、風に舞った水しぶきが太陽の光で反射し、頻繁に虹を見せることで名づけられました。
リチャードソン・オーシャンパーク
火山由来の黒砂でできたビーチで、ウミガメに出会えることで知られています。
ただしハワイではカメの生態保護により、半径3メートル以内に近づくことや、餌をあげたり触ったりすることは禁止されているので注意してください。
カウマナケイブ
冷え固まった溶岩の内側から別の溶岩が流れ出たことでできた天然の洞窟が「カウマナケイブ」です。
なお、洞窟内は光が届かないため、懐中電灯を必ず持参しましょう。