ハワイ語にリンクを持つイロカノ語とは?フィリピンの言語について紹介
「イロカノ語」はフィリピンで3番目に使われている言語ですが、実はハワイ語・マレー語・マダガスカル語など様々な言語へリンクを持っています。
フィリピンの言語といえばタガログ語ですが、フィリピンの言語事情は他国よりもかなり特殊です。
そこで、ハワイにリンクを持つといわれているフィリピン3番目の言語であるイロカノ語について紹介していきます。
イロカノ語とは
「イロカノ語」はフィリピンで3番目に話される言語ですが、主にルソン島とミンダナオに住む方たちが使っています。
ただ、これらの国で話される言語は180以上に及ぶため、イロカノ語は約200万人の第二言語として使用されているようです。
イロカノ語はオーストロネシア語族の1つであり、ハワイ語・マレー語・マダガスカル語などに至る様々な言語にリンクを持ちます。
フィリピン語とタガログ語の違い
フィリピンで使われているタガログ語は、フィリピン語と同じです。
タガログ語はタガル語と表記されることはありますが、150以上もの言語が存在するフィリピンでも、フィリピンの国語といった位置付けとなるためフィリピン語と呼ばれることもあります。
フィリピンの言語の種類
フィリピンの国語といわれるタガログ語は、厳密に言えば、フィリピンに存在する7,600以上もの島で話されている言語ですが、地域ごとに異なります。
イロカノ語・セブアノ語(ビサヤ語)・パンパンガ語・ワライ語などが主要な言語ですが、150以上という言語は同じフィリピン国内の言語でも異なる独立した言語として扱われています。
たとえばマニラはタガログ語が母語となりますが、マニラ出身の方がイロカノ語やセブアノ語を耳にしても、言葉が理解できないほど違いがあります。
ただ、言語の異なる国民たちがスムーズに意思疎通するために、公用語としてタガログ語がつかわれているといえるでしょう。
96.4%のフィリピン国民は、タガログ語を話すことができます。
そのためフィリピンは基本的にタガログ語が使用されると考えて問題ないですが、タガログ語を話す機会の少ない地方では、イロカノ語をはじめとするそれぞれの地方で使用されている言語が好まれます。
もしもフィリピンを訪れることがあれば、ハワイにリンクするといわれているイロカノ語なども勉強しておくと、その言語を話すエリアでは現地の方たちに喜んで受け入れてもらいやすいといえるでしょう。