フリフリチキンとは?ハワイにおける歴史やフリフリソースについて簡単に紹介

フリフリチキンとは、「回す」の意味であるハワイ語の「フリフリ」が名称についたハワイのローカルフードです。
独特の甘辛いフリフリソースにつけこまれた鶏肉を串に刺し、回転させて炭火で焼き上げます。
香ばしく焼き上げられたフリフリチキンは、ハワイの定番グルメとして大変人気です。
そこで、フリフリチキンとはどのような料理なのか、ハワイにおける歴史やフリフリソースについて簡単に紹介します。
フリフリチキンとは
フリフリチキンとは、ハワイで地元民に親しまれているローカルフード。
名称の「フリ」はハワイ語ですが、英語では「turn」、日本語に訳すと「回す」または「ひっくり返す」などの意味を持つ言葉です。
鶏肉を丸ごと串に刺し、ぐるぐると回転させながら直火で焼き上げます。
テリヤキ・チキンの一種といえますが、使用するのは食べやすい大きさに調理した鶏肉ではなく、一話丸ごとです。
焼き上げる際には、甘いソースを繰り返し塗り直します。
この甘いソースはフリフリソースと呼ばれ、フリフリチキンを作るときには欠かせない味付けの調味料といえます。
フリフリソースとは
フリフリソースとは、フリフリチキンを作る段階で鶏肉に塗る味付け調味料です。
実は、フリフリソースは、カルディで「ハワイフリフリソース」の名称で商品化されています。
クチコミで人気が沸騰中で、メディアにも多く紹介された商品です。
このフリフリソースを使ったフリフリチキンが、ローカルフードとして多くのハワイアンたちに親しまれています。
フリフリチキンの歴史
フリフリチキンの歴史は、70年ほど前まで遡ります。
ハワイにて、ポルトガル系のアーニー・モルガド氏と、日系人のマイク・アサギ氏が、1950年代半ばに養鶏農家の会合でチキンバーベキューを振る舞ったことがきっかけです。
チキンバーベキューのソースとして使われていたのが、アーニー・モルガド氏が母親から伝えられた照り焼き風ソースでした。
甘い照焼きの味付けのチキンはとても好評であり、2人はオアフ島のエヴァ・ビーにパシフィック・ポウルトリー・カンパニーを創立し、このソースとチキンの販売をスタートします。
串に刺さった鶏肉をひっくり返して焼き上げることが定着したため、フリフリチキンと呼ばれるようになりました。
なお、パシフィック・ポウルトリー・カンパニーは「huli-huli」の商標も取得しています。