白い砂浜と揺れるヤシの木で有名なワイキキビーチの秘密とは?

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ハワイといえば、エメラルドグリーンの海に白い砂浜、高くそびえたつヤシの木にダイヤモンドヘッドといったワイキキビーチの景色そのものです。

美しい景色を一目見たいとハワイを訪れる方も少なくないことでしょうが、そのハワイの象徴といえるワイキキビーチの秘密について少し紹介していきます。

カリフォルニアから運ばれてできた白い砂浜

ハワイ語で、「水」を意味する「wai」と、「湧く」という意味の「kiki」が合わさった名称となった「ワイキキ」は、以前は養魚池やタロイモ畑、バナナ園などが広がる湿地帯だった場所です。

現在ではリゾート地として魅力あふれる場所となっていますが、これは1901年にワイキキ初のホテル開業などリゾート開発が始まり、埋め立てられた湿地にカリフォルニアなどから白砂が運ばれビーチがつくられたからです。

実は「ワイキキビーチ」という名称のビーチはなく、ワイキキを中心とした東西に連なる8つのビーチを総称した呼び方です。

西側には広い芝生やビーチバレーコート、バーベキューも楽しむことができる施設が備わったフォート・デルッシー・ビーチがあり、中央にはデューク・カハナモク像があり波も穏やかでファミリー向けのクヒオ・ビーチがあります。

東側には美しい白砂が広がるカイマナ・ビーチがあり、他ではけっしてみることのできないその景観を一目見ようと多くの方たちが訪れます。

美しい景観が保たれるための努力を欠かさないビーチ

ワイキキビーチは美しい景観が特徴であり、魅力ともいえますが、夜間には砂浜の清掃や整備などの美化作業が行われます。

そのため早朝のワイキキビーチはごみつ落ちていない美しさを感じさせてくれますが、これは景観を保つ努力あってのことです。

極端に大きな潮の満ち引きのことをキングタイドといいますが、ワイキキビーチもこのキングタイドにより、海面が海沿いの大通りまで押し寄せました。

このキングタイドによるワイキキビーチの浸食問題は大変深刻であり、潮の満ち引きによって砂浜は毎年20~30センチほど浸食され続けているようです。

ハワイ州政府でも沖へと流されてしまいった砂を一旦パイプで吸い上げ、再び浜へと戻す補充作業を行っており、コンクリートの基盤がむき出し状態になってしまったところにはサンドマットレスを敷いてさらに砂を盛り隠すなど対策も実施しています。

いずれもワイキキビーチの景観を保つための作業や対策ですが、観光客が直接目にすることのないハワイの人々の努力といえるでしょう。

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