クレーター内部の地形を生かした植物園「ココクレーター・ボタニカル・ガーデン」
「ココクレーター・ボタニカル・ガーデン」とは、クレーター内部の地形をうまく活用して作られている植物園です。
園内の道は舗装されていないままで、小石が転がっていたりデコボコしていたり、傾斜もあるなど、つまづいて転んだり滑ったりする可能性もあるため歩きやすい靴で行った方が安心です。
入園料は無料ですが、日の出から日没までが開園時間であると、おおまかな設定であるためある程度時間には余裕を持っておいたほうが良い場所ともいえます。
また、ココクレーターの周辺には簡単なハイキングコースやビーチ・観光スポットなどもあるため、植物園だけでなくいろいろな楽しみ方があるといえるでしょう。
そこで、クレーター内部の地形を生かした植物園「ココクレーター・ボタニカル・ガーデン」とはどのような場所なのか、見どころのポイントなどを紹介します。
ココクレーターの特徴
ここクレーターは、上から見るとまるでひょうたんのような形をしており、ダイヤモンドヘッドの約半分の敷地面積が特徴といえます。
敷地面積の約3分の1は植物園が占めており、1周の距離は約3.6キロのため、1時間半ほど歩くことになります。
ココクレーター植物園の見どころ・ポイント
ここクレーター植物園では、乾燥地の生命力みなぎる様々樹木を目にすることができます。
アフリカ大陸や中南米などの乾燥地の植生が再現されていることは、オアフ島内にある他の植物園と異なる部分といえるでしょう。
乾燥地帯の植物の中には、バオバブやモリンガなど、名前は耳にしたことがあるものの目にしたことはないといった植物もあるでしょう。
これらの樹木ももちろんありますが、サボテンなどいろいろな多肉植物が並んでいるエリアなどもあるため、まるで野生にいるような気持ちにさせてくれるなど見ごたえ十分です
見逃せない「ハワイエリア」
ハワイ固有種が集められた「ハワイエリア」には、コアやウィリウィリなど古くからハワイアンと密接にかかわってきた樹木もあります。
コアは現在貴重価値の高い木材として扱われていますが、イオラニ宮殿内装やビショップ・ミュージアム館内のショーケースなどに使用されている木材です。
ウィリウィリはサーフボードやカヌーに装着される転覆防止用の浮きなどの材料として使用されてきた樹木で、5~10月にはオレンジと緑のきれいな花を咲かせます。