ココナッツとは?含まれる栄養素やハワイとの歴史・活用方法を紹介

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ココナッツとは、ココヤシの果実であり様々なヤシ科の植物の実です。

ヤシ類は人類誕生よりもかなり前の1億2千万年前の白亜紀から存在するといわれ、全部で3千種類以上ある中の1つをココヤシといいます。

ハワイの空港や道沿いにはヤシの木が数多く植えられており、ココナッツ関連の商品なども販売されているため、切っても切れない関係といえます。

ただし、ココナッツはハワイにもともとあったわけではなく、古代ハワイに外来種として持ち込まれました。

そこで、ココナッツについて、含まれる栄養素や歴史、活用方法を簡単に紹介します。

 

ココナッツとは

ココナッツとは、熱帯地方に生息する植物です。

特定のヤシの一種であるココヤシの実がココナッツであり、ヤシの実とも呼ばれます。

実の中心に存在する白い部分は胚乳であり、胚乳は固形と液状に分けられ、たくさんの栄養を蓄えています。

液状部分はココナッツジュースなどに使われており、特別な風味や香り、甘さが特徴です。

良質な油脂であるココナッツオイルは、美容や健康にも効果が期待できるとされています。

 

ココナッツに含まれる栄養

ココナッツに含まれる栄養素は、カリウムやマグネシウムなどのミネラルです。

特に海辺で見つかるココナッツには、海水からミネラルを多く取り込んで成長するためカリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富で、さらに食物繊維や中鎖脂肪酸なども含みます。

多機能性から工芸品の素材としても利用されるなど、いろいろな活用方法がある植物です。

 

ハワイとココナッツの歴史

ココナッツはヤシの木になる実ですが、フィジー語ではココヤシ、ハワイ語でニウと呼ばれます。

もともとハワイの在来種ではないココナッツは、古代ポリネシア人がタヒチからハワイへ持ち込んだ植物でした。

古代タヒチの戦いの神であるクーを守る役割を担う男性が、激しい兄弟げんかでタヒチを離れることになり、タヒチ脱出後にカヌーでハワイへココナッツを持ち込んだとされます。

 

古代ハワイアンによる活用方法

古代ハワイアンが船でココナッツを持ち込んだ目的は、食用として活用するのではなく、皮や幹などを道具に使うためだったようです。

たとえば、以下の用途で使われていました。

・フラのドラム

・おもちゃ

・器

・縄

・たわし

・カヌーを作る材料

現在では、ジュースなどの飲み物やチップスなどのおやつ、化粧水や石鹸などに使われています。

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