ドライブをより楽しむために~車酔い・眠気・渋滞対策とは?

Pocket
LINEで送る

助手席や後部座席に乗っている人が車酔いをしたり、自分が眠気でもうろうとしたりするのがドライブのイメージなら、ドライブは苦しいものだと思いがちです。渋滞対策とともに、ドライブを楽しむための眠気、車酔い対策をお伝えします。

車酔いの辛さは本人が1番よく知っている

車酔いをしない人は、車の中が快適だと思っています。しかし、車酔いをする人は車に乗り込んだ瞬間、もう車酔いモードになっているんです。イメージとしては、強い船酔いです。乗り込んだ瞬間から、視界は大きく回っています。

車酔いの理由は、人の記憶力もあるそうです。1度車酔いをすれば、それを脳が記憶するので、車やバスなどの乗り物の空間に入るだけで思い出すそうです。では、最初に車に乗った時、どうして酔ってしまう人とそうでない人がいるのでしょうか。

・車酔いは揺れに対するアレルギー反応

小麦や卵にアレルギーを感じる人がいますよね、それと同じように車の揺れにたいして強いアレルギーを持っているからです。カーブで車が曲がるとき、反射的に必要以上に交換神経が興奮したり、ブレーキをきつく止められたりするなどを繰り返すことで、物質ではなく揺れに対してアレルギー反応をもち、それが軽くアナフィキラシー的になるので、吐き気をもよおしてきます。そして、その時の車の臭い消しの臭いなどもアレルギーになってしまい、まだ走っていない車に対してアレルギーを起こすというわけです。

運転手はゆるやかな運転を心がけよう

運転手ができることはこちらです。

・スピードの強弱をつけない
・カーブをゆるやかにまわる
・信号が赤になったとき、ブレーキをゆるやかにとめる

つまり、車酔い対策としてはブレーキをガックンと踏むことや、急なハンドル操作を避けることです。強い地震の揺れほどではありませんが、車のブレーキは車酔いをする人にとって、大きな衝撃となってしまうからです。

また、車酔いをしてしまう人は、あらかじめ酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。特にひどい車酔いが予想される場合、前日の夜から飲み、当日のお昼前くらいに飲むと効果があるようです。また、車酔い状態においては胃の調子も弱くなっています。そのため胃酸過多の原因となる酸味の強いオレンジジュース、炭酸、コーヒーは禁物です。水、お湯を飲むのが1番いいでしょう。

眠気がくる原因と対策は?

ドライバーがうたたねしそうな時、同乗者たちは不安の色を隠せないでしょう。対策としては次のことがあげられます。

・まず自分は眠いことを伝える
・窓をあけて外の空気を入れる
・ガムをかんで目を覚ます
→ミントガムがおすすめです。メントスや飴よりもガムがいいでしょう。噛むことで脳が活性化するからです。
・路肩にとまる
→道の駅などがあれば、道の駅の駐車場に入ることもできます。必ず車から下りて、軽い体操をすることをおすすめします。ずっと運転していると、足元に血液やリンパ液がたまってしまい、脳への血流が不足しているからです。そのため、十分な酸素がおくられず、眠気が来てしまいます。
・仮眠する
→一瞬ガクンとなるだけでも全然ちがいます。さらに背もたれを倒して眠るのがいいでしょう。その間、同乗者は道の駅などで過ごしてもらっておきましょう。眠い状態で運転再開することは危険です。そのため、掛布団なども準備しておくと便利です。
・カフェイン剤を服用する
→コーヒーに含まれるカフェインがタブレットになったものです。運転しながら飲めるのがメリットです。
・止まれない状態の時
→わさびや唐辛子をなめるなどすることで眠気がさめます。しかし、初めて試食する場合、車を運転しながらでは危険なので、家にいる時に試し、慣れてからにすることをおすすめします。

渋滞を避けるための対策とは?

渋滞を避けるためには、夜中に出発したり、朝早くに出発したりするなどするのがいいと言われています。しかし、夜中に出発すると、脳が睡眠状態の時もありますし、視界も見えにくいので危険です。朝早く出発するほうをおすすめします。また、高速道路の渋滞状況を常にチェックしておけば、渋滞がひどい時は一般道を通るなどの対策がとれますし、コンビニやカフェなどで一息つくことができます。道の駅などの休憩場所が少ないなどの高速道路の渋滞があれば、一般道も活用されることをおすすめします。

ドライブのマイナス面をプラスにすれば楽しさ倍増

ドライブは電車よりも小回りがきくので、より多くのスポット巡りが楽しめるメリットがあります。しかし、一方では事故にもつながる危険が潜んでいたり、車自体にアレルギーを持っていたりする人もいます。一緒に乗っている人がドライブ前と同じ気分で、ドライブを楽しめるように、ドライバーは自己管理から運転の仕方、運転時間まで気う必要がありそうです。乗る人もあらかじめ酔い止めを飲むなどの対策をとれば、遊覧船状態になるのを防止できそうです。

Pocket
LINEで送る