ハワイのヤシとは?木に実がなっていない事情や関係を簡単に紹介

ハワイ旅行で目にすることが多い植物として、ヤシが挙げられます。
日本からハワイへ到着したときに利用する「ダニエル・K・イノウエ国際空港」にも、ヤシの木が多くそびえるため、常夏の島に到着したことを実感できます。
空港だけでなく、ハワイには様々な場所でヤシの木を目にするなど、ハワイとヤシは深い関係があるといえます。
そこで、ハワイのヤシについて、木に実がなっていない事情や関係を簡単に紹介します。
ヤシとは
ヤシとは、単子葉植物のヤシ目ヤシ科に属する植物です。
ハワイにはいろいろな場所にヤシの木が植えられており、時間ごとに様々な表情を見せます。
また、ハワイの至る場所にあるヤシはほとんどがココヤシです。
ハワイで古来から生活に欠かせない木とあれており、「家族愛」「守護」「平和」の象徴とされています。
風水では、「魔除け・厄除け」「出会い運向上」「仕事運向上」などの効果がある植物ともいわれているようです。
ただし、ヤシは在来植物ではなく、もともとは古代ポリネシア人が持ち込んだ植物です。
ワイキキのヤシには実がない事情
ワイキキのヤシには、実がなっていません。
また、ココナッツのなるヤシは「ココナッツツリー」であり、ココナッツがならないヤシは「パームツリー」で、ホノルル空港にもヤシが並んでいます。
ココナッツツリーが植えられていることもありますが、高さ30メートル程まで成長するため、実が落下すると、通行人にケガを負わせる恐れもあります。
そのため、実がなる前に花が咲いている段階で、花茎ごと摘み取り、実がならない工夫をしています。
実際、ヤシは毎年100個ほどの実がなるといわれているため、わざと実をつけられないようにしているようです。
なお、ハワイには固有のヤシの木「ロウル(loulu)」も存在します。
ハワイとヤシの関係
ヤシはハワイアンの生活に欠かせない植物であり、食料・飲料・油などの食生活において、多く使われています。
たとえば、ヤシの葉は家の屋根に使い、茎はロープとして活用されます。
実を食料やジュースにすることや、化粧品などに利用されるケースはなじみがあるといえるものの、葉・茎・実などをどの部分も捨てられないほど活用されています。
ハワイアンの家を守る植物であるため、「家族愛」や「守護のお守り」などの意味が定着しており、切ることのできない関係にあるといえるでしょう。