ハワイアンドーナツとは?マサラダの特徴やドーナツとの違いを紹介
ハワイアンドーナツとは、ハワイの伝統的なスイーツのマラサダのことです。
ポルトガルで生まれたドーナツがハワイへ伝わり、現在でもハワイアンたちが日頃から味わっているお菓子といえます。
見た目は一般的な揚げ菓子やドーナツと変わらないと感じる方もいるようですが、実際には大きな違いがあります。
そこで、ハワイアンドーナツであるマサラダの特徴や、一般的なドーナツとの違いを紹介します。
マラサダとは
「マラサダ」とは、ドーナツのように生地を油で揚げたハワイのローカルスイーツの1つです。
ポルトガルから伝わったレシピに基づいた揚げ菓子であり、小麦粉・卵・バター・砂糖などの材料を混ぜ、発酵させた生地を油で揚げます。
この一連の流れで生地をつくることにより、油で揚げたあとの食感は、外はカリカリ、中はふわふわに仕上がります。
マサラダの歴史
マサラダは、1800年代後半にポルトガルからハワイへ移り住んだ移民により伝えられたお菓子です。
ハワイの食文化に根付き、現在のハワイのローカルスイーツとして人気のマサラダが仕上がりました。
マサラダの特徴
マラサダの「特徴」は、主に以下の4つです。
・ドーナツのように穴の開いていない円形の揚げ菓子である
・外面はカリとした食感なのに内側はふわふわの柔かさがある
・生地をしっかり発酵させずに揚げるためもっちり感が出る
・パウダー糖やシナモン糖を振りかけて仕上げるため控え目な甘さである
マラサダにもいろいろな種類があり、砂糖で覆われたごくシンプルなタイプもあれば、チョコレート味のものなどもあります。
マンゴーやパッションフルーツなど南国の雰囲気特有の果実フレーバーや、クリームやカスタードを詰めた人気のバリエーションのものなど種類はいろいろです。
ハワイの観光スポットや地元のベーカリーで手軽に手に入りやすいスイーツであり、現地の風土・文化・ホスピタリティを体現していることが特徴といえます。
マサラダとドーナツとの違い
マサラダと一般的なドーナツは、作る工程にあります。
ドーナツはベーキングパウダーを使って生地を膨らませます。
マサラダは発酵工程を挟むため、ドーナツよりも軽くてフワっとした仕上がりになります。
イースト菌で発酵させた生地を十分に発酵させないまま油で揚げ、グラニュー糖をまぶして仕上げます。
ドーナツや揚げパンよりも軽さがあり、食べやすいことがマサラダの特徴といえるでしょう。