ハワイ州旗とイギリスのユニオンジャックとの歴史的な関係とは?

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ハワイ旅行に行ったときには、空港や州庁舎などの公共施設や、ホテルやファストフード店などに国旗とハワイ州旗が掲げられているのを目にします。

ハワイ州はアメリカの州の1つであるのにも関わらず、なぜ英国の国旗であるユニオンジャックが取り込まれているハワイ州旗を存在させているのでしょう。

そこで、ハワイ州旗とイギリスのユニオンジャックとの歴史的な関係について説明していきます。

 

ハワイ州旗の特徴

ハワイ州旗は、白・赤・青の3色が8本で連なり横じまと、英国の国旗であるユニオンジャックが組み合わさってできています。

もともとはネイティブハワイアンの旗で、1843年にはイギリス人が旗の使用を禁止していました。

 

ハワイとイギリス植民地の関係

イギリスの国旗であるユニオンジャックが配された国旗や自治体の旗は、ハワイ州旗以外にも世界に数多く存在しています。

英連邦に加盟しているニュージーランド・オーストラリア・フィジー共和国などが例として挙げられますが、英国(グレートブリテン王国)海軍に所属していた探検家であるジェームズ・クック船長が大きく関係しているようです。

クック船長一行は、

・1769年ニュージーランド

・1770年オーストラリア

・1774年フィジー

にそれぞれ到達しています。

ニュージーランドとオーストラリアでは到達時点で領有を宣言しており、フィジーに関しても1874年には英国の植民地になっています。

ハワイは英国領になった過去はありませんが、1898年の米国併合まで独立した主権国家でした。

ただ、1778年にクック船長がハワイ諸島を発見し、1779年にハワイ島で命を落としたクック船長の代わりに新船長となったジョージ・バンクーバーが、イギリスとハワイの架け橋として何度も訪れ、後のハワイ王カメハメハと信頼関係を築き上げたことがハワイ州旗に関係していきます。

 

ハワイ州旗にユニオンジャックが配された理由

ハワイ州旗に英国のユニオンジャックが配された理由には、実はいろいろな説があります。

1945年にカメハメハ3世がハワイ州旗を決めましたが、クック船長がハワイ王国のカメハメハ1世に自国の旗をプレゼントしたことがきっかけとされています。

クック船長からプレゼントされた旗を王家に飾っていたことや、当時のイギリスは強い力を持っていたことで、ヨーロッパ列強の船の出入りが増えたハワイにとって心強い後ろ盾としていた可能性も考えられるでしょう。

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