不法滞在者と思われないために~海外旅行の入国審査とは?
海外旅行に行くと必ず入国審査が待っています。初めての海外旅行の場合で、英語を海外旅行のために習い始めたばかりという方にとっては、英会話が心配な方もおられるようです。
海外旅行の入国審査の流れとポイントをアメリカの例でお伝えします。
飛行機の中から始まる入国審査?
初めての海外旅行は、空港内の免税店でもワクワクするものです。その際、パスポートと往復チケットを出国の際の免税店やカフェに置き忘れてしまうなどする事も。せっかくの海外旅行が台無しになってしまいます。パスポートと往復チケットは財布と一緒に貴重品入れに入れておきましょう。
入国審査に必要な入国カードを書く必要があります。飛行機の中で入国カードが配られるようです。飛行機の中で記入しておくといいでしょう。パスポートと一緒にしまっておくのがコツです。求められたら提示しましょう。ついでに初日の滞在先などはメモに控えておく様にしましょう。
入国審査は並ぶ?
飛行機が到着すると、国によっては空港は人でいっぱいになります。入国審査はスーツケースなどの受取よりも先に行われるようです。少しでも早く順番が回ってくる様に並ぶこともポイントです。
英語で聞かれる事~何のために・何日くらい・どこへ泊るのかの3つがメイン
何を聞かれるのか分からない場合は、英会話を猛勉強しておかなければいけません。しかし、入国審査の場合、聞かれる事は主に3つです。
・仕事目的か旅行目的か?
→仕事、旅行の英単語を覚えておき、その前にfor(~のために)という前置詞をつけるだけでOKです。
→WhatやWhyが聞き取れた場合は、目的を聞かれているんだと思うと良い様です。
・滞在期間
→これもfor(~の間) 5daysなど、日数の前にforをつけるだけで通じる様です。数字の後はdayなのか、weekなのかは要注意ですね。
→How longというフレーズが聞こえたら、何日滞在するのか聞かれていると思っても良い様です。
・宿泊先
→Whereが聞き取れたら良い様です。どこで宿泊しますか?に対し、ホテルですと答える場合、at Hotelと、at(~に)の後にホテルなどの宿泊先をつけるだけで通じる様です。
指紋認証&顔写真撮影
指紋認証と顔写真撮影があることも想定しておきましょう。指紋認証の順番はこの様になっている様です。
1. 右手の親指以外の4本の指紋認証
2. 右手の親指
3. 左手の親指以外の4本
4. 左手の親指
あらかじめ想定しておけばジェスチャーで何とかなります。指紋認証の単語と顔写真の単語を覚えるかメモしておき、指紋認証かも知れないと思えばメモとジェスチャーで乗り越えましょう。顔写真撮影ではマスク、サングラスは外さなければいけません。マスクをしたまま撮影すると注意されるようです。
英語が分からないというフレーズは便利~最初に伝えておくと便利
入国審査官に最初に英語が分からないから、ジェスチャーも使うということを伝えておくと便利です。そうでなければ、英語が分からないから不安や怪訝な顔つきになっているにも関わらず、不審者だと思われるかも知れないからです。自分なりのフレーズをメモしておき、最初に伝えてみる事が誤解を招かないポイントです。
名詞+pleaseは便利
例えば、英語が聞き取れなかったとします。Sorry,I can’t understand your English.と言った後でさらに、相手が何を言っているのか分からなかったとします。
その場合、ジェスチャープリーズなど、言いたい単語(相手にしてもらいたい単語)+プリーズのフレーズはお役立ちです。もう一度話して欲しい場合は、One more,please.となります。説明してほしいという場合は、Description(説明),please.となります。
WiFiがあれば翻訳アプリも使おう
自分が何を言っても伝わらないという場合で、WiFiが使える空港であればグーグル翻訳アプリをインストールしておき、自分の要求を翻訳してスマホ上の文字を読んでもらう事も出来そうです。逆に、英語で話してもらい、日本語に訳す事も出来ます。
焦らず臨むことがポイント
海外旅行の入国審査はとても緊張するものです。しかし、落ち着いて臨めば英語がたどたどしくても、不法入国者と間違えられる事はないようです。自信を持って間違えてもいいからコミュニケートしましょう。
ジェスチャーを交えてトーク出来る様にシミュレーションしてみるのも1つかも知れません。