東京の神社パワースポット巡り

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東京は日本の首都にふさわしく、高層ビル群などが圧倒的に多い反面、西側や離島は比較的のどかな田園風景が残っています。パワースポット巡りに関してはお散歩感覚で楽しめるのが特徴です。今回は、東京の神社におけるパワースポット巡りをご紹介しましょう。

荏原七福神~蛇窪神社~

最初に紹介するのは、荏原の七福神に指定されている蛇窪神社です。天祖神社が正式名称ですが、由来はこの神社がある地名から名づけられました。白蛇が社殿の横に住み着いたことから祠の一つとして祀られています。蛇と聞いたら気持ち悪さで苦手な方がいるとお思いでしょうが、神社によっては縁起物であり神の使いの一つである、というわけです。

ご利益という意味では金運で、商売をされる方にとっては商売繁盛で、宝くじや馬券、舟券を購入した方々が大当たりを祈願することを目的に訪れる意味では、一獲千金を夢見て大勝利という野望を抱いている方々です。この神社から南東に進んだところに平和島競艇場や大井競馬場があることから、レースの前に訪問して当たってくれと願掛けをするために足を運ぶほどです。

・住所:〒142-0043 東京都品川区二葉4丁目4番地12号

かつての市場は夢の跡~波除稲荷神社~

東京都築地、そこはかつて日本の台所と呼ばれた生鮮市場があり、漁船からの水揚げのほか、九州から東海道・山陽線を経由してやってくる鮮魚専用貨物列車もこの地へと目指し、セリを経てからお魚屋さんなどへと渡り、新鮮な海の幸を私たちのところへ届けるための拠点の一つとして営業を続けました。

しかし貨物列車は一足先にお役御免となり、残された築地の市場は老朽化を理由に対岸の豊洲へと移転しました。さて、その築地にある波除稲荷神社は江戸(今の東京)を開発するときネックとなったのが、東京湾の荒波でした。当然ながら工事が困難になりましたが御神体を祀ることにより荒波が収まり、開発が一気に進んでいったことが始まりで、大きな獅子の頭が祀られています。この神社の由来にちなんで災難や困難などという名の「荒波」を除けるというご利益があるといわれ、厄年に該当する方は厄除けをする目的で訪問されるほどです。参拝の後には災難などに「勝つぞ」という勢いで勝どき橋を渡り、対岸の月島でもんじゃ焼きを食べるという楽しみも生まれてきます。

・住所:〒104-0045 東京都中央区築地6丁目20番地37号

東京22時発に乗らなくても・・・~出雲大社東京分祠~

出雲大社といえば島根にある有名な仏閣であり、縁結びだけでなくすべての神様が一堂に集う重要な拠点となっています。東京を22時に出る寝台特急に乗って翌朝には出雲市に到着し、そこから大社へと目指すわけですが、わざわざそこまでしなくてもいいという場所が、都内に存在しているのです。

出雲大社東京分祠がその一つであり、都内で唯一、大国主大神の分霊が祀られていますが周辺をビルに囲まれているため趣そのものは一般的な仏閣と異なる感じがして違和感すら感じるとお思いでしょう。ですが、ご利益に関しては総本山と一緒なので、東京から夜行列車に乗らなくても、六本木まで足を延ばすことにより出雲大社へ出かけたんだぞという気分になるほか、島根まで行くのはお金がかかると躊躇しなくても手ごろな距離でご利益が得られます。

・住所:〒106-0032 東京都港区六本木7丁目18番地5号

都内のお伊勢さま~芝大神宮~

江戸時代、東海道五十三次を利用して伊勢神宮へ参拝する方もいるほどでした。その当時は今と違い新幹線などがありませんので何日もかけて歩きながら旅したものです。庶民にとって伊勢神宮や京都まで歩いての旅は夢のまた夢の様なものでしたし、箱根の関所や大井川など難所が続いたことから1005年に建てられた芝大神宮は、伊勢神宮の分祠という役目もあってか、お伊勢さま参りが身近なものになったと人気を博しています。

パワースポットの観点では金運で、前述の蛇窪神社同様、宝くじを購入した方なら訪問しておきたい神社の一つであり、距離が近いことから二か所訪問できるのも魅力です。それ以外にも縁結びや家内安全、無病息災などといった御利益もあるほか、神前挙式を挙げる方もいらっしゃるほどで、夫婦円満などのパワーが授かるという理由で新郎新婦が選ぶ挙式の場としても最適です。

・住所:〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目12番地7号

まとめ

東京の神社におけるパワースポットを紹介しましたが、いずれも散歩感覚で出かけることができ、場所によっては昼休みを少し工夫して訪問できることが23区内の神社の強みの一つといえるでしょう。

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