神奈川のパワースポット

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東側は東京のベッドタウンという印象が強い割には、西側は自然が多く残り古くは大山街道や東海道五十三次最初の難所である箱根や千葉・房総半島の対岸となる三浦半島を擁する神奈川県ですが、東京から日帰りで行ける距離圏故パワースポット巡りという観点では安近短のお出かけに適しています。今回は神奈川のパワースポットについて紹介しましょう。

大山街道 ~大山阿夫利神社~

今は飛行機に乗って稚内や石垣島、電車に乗って出雲や高松などへ自由自在に行くことができる時代ですが、江戸時代は乗り物自体が存在しておらず、みんな歩いて京の都やお伊勢参りへと行くことが楽しみでした。

遠くへ行くこと自体庶民にとって雲の上の存在でした。したがって安近短で行けるという観点では大山が最適であるという見解から、赤坂御門(今の永田町付近)から西へと向かって街道整備を行ったのが大山街道です。

目的地となる大山阿夫利神社は霊峰・大山に建築されており、農業や海上の安全、大漁を中心とした農水産業に従事する方にとってご利益のある神社です。

山なのになぜ海にまつわるのかというと、遠くは相模湾を望むことができ、漁師さんたちが安全に漁に集中することを願うためと言われており、また、大山祇神と雷神と高おかみと呼ばれる三神を祀ってあると言われています。

・住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山12番地

箱根の関から北へ ~九頭龍神社~

新宿からスマートで赤い特急電車に乗って湯本で降り、そこからバスに乗り換えてたどり着いた芦ノ湖で少し観光してから、遊覧船に乗り換えて桃源台へささやかな船旅を味わう途中、小さな鳥居と艀が見えてくることでしょう。その先にあるのが箱根元宮の一つである白龍神社で、そこからさらに北へと歩いた先にあるのが、九頭龍神社です。

ご利益については恋愛で、訪問される方は恋人を中心とした客層が多いのが特徴ですが、実際に訪問する日時が限られており、毎月13日だけ開放され元箱根から船による連絡をするほかは原則非公開で、通常は新宮(箱根神社のすぐ横)のみ訪問することが許されていることから、本宮は全ての意味において神聖なる場所にあるというわけです。

・住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根88番地

高島山と青木橋のはざま ~本覚寺~

神奈川県となる横浜市ですが、北部と南部で性格が違い、中華街やみなとみらい地区、横浜スタジアム付近は南部にあります。都心のニュータウンの整備こそ進んでいるものの恩田川と鶴見川の一部を中心にのどかな田園風景が残されている北部で構成されていることから、「横浜に住んでいます」と話したとしても、周りの人たちからは中華街などのことを聞かれることが多々あることから、「横浜は南部の印象が強い」と自然認識されるわけです。

長きにわたり鎖国政策が続いてきた日本でしたが、ペリーの開国要求に従い、この場所に領事館が置かれたことから異国情緒あふれる仏閣です。商売繁盛などといった様々なご利益があります。

・住所:〒221-0833 神奈川県横浜市神奈川区高島台1番地2号

富津公園の南西部 ~走水神社~

千葉県富津岬から南西の横須賀市にある走水神社です。観音崎公園へ向かう少し前にあり、古事記や日本書紀などといった古い書物にも記されていることから、由緒ある神社の一つと言われています。

拝殿からは東京湾に出入りする船、空を見ると木更津上空を通過している旅客機を眺めることができるロケーションです。

東京湾と浦賀水道のそばにあることから、地元漁師さんにとっては大漁、農家の方からすれば豊作、舟に携わる人たちからすれば航行安全の各祈願をしていることが有名で、海上自衛隊のスタッフたちも海の安全を祈願するために訪れます。

・住所:〒239-0811 神奈川県横須賀市走水2丁目12番地5号

まとめ

神奈川のパワースポットを4件紹介してまいりましたが、自然に囲まれた場所や歴史を感じさせる場所を中心に点在しているということもあり、週末を中心にささやかな旅行気分で訪問してみるのもよいでしょう。

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