淡路島のパワースポット巡り

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本州から淡路島へのアクセスについては、垂水から高速バスに乗って行けるのですが、かつては明石からフェリーに乗っていくことが当たり前でした。しかし、瀬戸内海の海は天気によって荒れやすくなるということから、明石海峡大橋を経由してのアクセスへと移行していきました。今回は、淡路島のパワースポットについてお話します。

洲本城 ~八王子神社~

最初に紹介するのは、1526年に安宅氏が築城した洲本城の横に隣接する八王子神社です。東京にも同じ地名がありますが、直接の関係はないものと思ってください。標高133メートルの高さを誇る三熊山に城が建てられ、城だけでなく淡路島全体を守ってくれることを願って建造された神社で、十二支の干支が祀られている神社からがスタートでそこから少し進んだところにある石鳥居をくぐり、国歌斉唱で歌う君が代でおなじみのさざれ石の巨石がこの神社の御神体とされています。

そのさざれ石の巨石こそが自然信仰を受けることができるパワースポットで、クニノトコタチノカミやクニサツチノミコト、イザナギとイザナミ、オオヤマツミがそれぞれ祭られているという一説も存在しています。

最後に麓からのアクセスは三か所で、洲本市の中心部からだと大浜公園側のコースが最寄で洲本インターチェンジから車で約25分のところです。

淡路の中心 ~岩戸神社~

次に紹介するのは、淡路島のほぼ中心に位置している先山(標高448メートル)の山頂に位置している天の岩戸という別名を持つ岩戸神社です。その由来はというと、御神体にある巨石がそれを物語っていて、アマテラスオオミカミが隠れるために中心部に割れ目ができていると地元で言い伝えられています。

なお、先山について紹介しておきますがイザナギとイザナミが最初に作られたとされる山の一つであり、山頂には対岸の本州となる高野山真言宗別格本山となる先山千光寺があり、天の岩戸の最寄とされています。

岩の高さは8メートルで、その大きさに圧倒されます。木々の合間からのぞき込む光が幻想的な世界を作り出してくれるでしょう。

最後になりますが、神戸淡路鳴門自動車道洲本インターチェンジと淡路島中央インターチェンジの中間に位置しており、距離的には後者が近く所要時間は約20分です。

日本最古の神社 ~伊弉諾神宮~

次に紹介するのは、淡路島中部となる一宮にある伊弉諾神社で、地元では「いっくさん」として親しまれていることから、淡路島の初詣スポットとして正月三が日には約14万人の参拝客でにぎわいます。

この淡路島は伊弉諾とイザナミが最初に作り上げたとされる島という背景から、この神社は日本で一番古い神社といわれています。ご利益に関しては夫婦円満や子孫繁栄、縁結びなどといった様々なものがあり、家庭から仕事、恋愛まで幅広いご利益を得ることができることから、近畿エリアを中心に大勢の人たちが訪れています。

なお、津名一宮インターから約10~15分で駐車場は二か所存在します。

周りは畑 ~おのころ島神社~

次に紹介するのは、おのころ島神社です。場所は南あわじ市に位置しており、周囲を島の特産品の一つである玉ねぎ畑に囲まれたところに有しています。日本の国生み神話に登場し、イザナギとイザナミが降り立った地であり、日本を生み出したのちに淡路島へと姿を変えたという言い伝えが残されています。

この神社の特徴は大きい鳥居で、日本三大鳥居の一つとして数えられているほどです。こちらは縁結びのパワースポットであり、鶺鴒石が正殿の前に祀られています。その石にまかれた紅白の縄を互いに引っ張り、願い事をすることによってご利益があるといわれています。

西淡三原インターから車で約10分ほどで、周辺を玉ねぎ畑が広がっていることから農耕地帯を走りながらドライブするのもよいでしょう。

淡路南部の水の源 ~鮎屋の滝~

最後に紹介するのは、鮎屋の滝で淡路島の南側にある滝です。鮎屋川やダムなどが近辺にあり、後者は淡路島にとって貴重な水の源です。落差は14.5メートルあり、春には桜、秋には紅葉のほか、毎年6月下旬になるとゲンジボタルがこの滝の周辺を飛び交い、暗黒の夜に照らし出す光が幻想的な空間を生み出しているのは有名で、兵庫県環境緑地保全地域かつ近畿自然歩道ルートの一つとされています。

上流となる鮎屋川ダムから流れる滝ノ水の勢いからはマイナスイオンが発生し、自然を満喫することができます。なお、鮎屋の森までのアクセスについては洲本インターチェンジから約20分の距離にあるものの、駐車場に関しては少し離れた場所になります。

まとめ

淡路島のパワースポットについて紹介してまいりましたが、四国から車で行ける距離にありながら本州からは船を介さないと行くことが難しかった時代から、高速道路を使い両方から行ける距離にまで改善され、大阪や神戸からの高速バスの導入で京阪神地区からのアクセスが飛躍的に進化を遂げた淡路島もおすすめのパワースポットが多くあります。

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