湯布院のパワースポット巡り

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湯布院は雲仙や黒川、別府同様九州の温泉地として発展し、温泉以外にも神秘的なパワースポットが存在しています。今回は湯布院のパワースポットについて紹介します。

由布岳の麓~金鱗湖~

湯布院を象徴するのは温泉ではなく、由布岳が天然自然に作り出した雄大なるランドマーク的存在であるということをまずは理解しておくべきでしょう。対となす存在が鶴見岳や城島高原、別府地獄めぐりなどといった名所と連携しています。

なお、由布岳は阿蘇山や普賢岳といった九州の火山帯であるがゆえに温泉が点在しているのは、自然の恩恵があってのことですね。最初に紹介するのは金鱗湖で、由布岳の西側(つまり、麓側)に位置しており、1884年に毛利空桑という儒学者により、魚のうろこの色が夕日に輝いて見えたという話からそう名付けられました。

沈みゆく夕日の色が鮮やかだったことからそう感じたのでしょう。この湖の魅力は夕方だけではなく、早朝の朝霧が幻想的な雰囲気を醸し出してくれることから、朝早く起きてこのシーンを見たり撮影したりする方々で賑わいます。

この湖の龍の伝説についても諸説ありますが、説明しておきましょう。その昔は大きな湖だった湯布院は巨竜が住んでいました。由布岳の女神である宇奈岐日女神は、使いに命じて湖水の底をつかせ、湯布院盆地として姿を変えさせました。しかし、竜は安住の地を与えるよう神に直訴し、残されたのがこの湖でした。

・住所:〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上
・交通アクセス:JR豊肥本線湯布院から徒歩20分

湖のほとりの~天祖神社~

金鱗湖にまつわる竜が眠ると言われているのが、次に紹介する天祖神社です。湖に浮かぶ鳥居が神秘的で、金鱗湖とともにある神社の由縁は、竜がこの地で眠っていることと、神様と約束した「清水を湧き出すことによりこの地を永遠に守り続ける」ということを今でもしっかり守り続けていることを物語っています。この神社は1882年に、速津媛によって皇祖神霊を祀るための目的としたことが始まりになります。なお、湖の鳥居は臨済宗の古寺にあったものを移築し、明治時代の神仏分離によるものとされています。

境内にある樹齢1000年以上あるという巨大な杉の木は、訪れた方々にパワーを授けています。この天祖神社は前述の金鱗湖に隣接しているせいか、竜にまつわる伝説がこの一帯をはじめとした湯布院創生の歴史を物語っており、朝霧を堪能するついでに参拝するもよし、隣接する岳本公園もセットで散策しておくというのも一つの選択肢といえるでしょう。

・住所:〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上
・交通アクセス:JR豊肥本線湯布院から徒歩22分

湯布院のパワースポット~大杵社の大木~

最後に紹介しておきたいのは、由布岳から南西にある大杵社の大木です。こちらは湯布院地区における有数のパワースポットの一つであり、町の南側に位置しており、大木へ導いてくれるかのように感じることでしょう。

この神社は農業の神が祭神として祀られているわけです。そのため、地元の農民にとっては豊年満作を願いながらお参りをしているわけですね。なお、この神社は湯布院盆地を作り上げた神を祭られてあると言われている宇奈岐日女神社の一部という位置づけをされています。

本堂の裏側に回ってみると、巨大な杉の大木が湯布院を見守るかのようにそびえ立っています。そういう意味では前述の天祖神社と同じです。ここの杉の木の特徴を挙げるとするならば、木の内側が空洞となっていることです。

生命力の凄さを感じることができ、最近になってパワースポットとして注目されるようになり、九州全域を中心に大勢の人たちが訪れています。

・住所:〒879-5103 大分県由布市湯布院町川南753
・交通アクセス:JR豊肥本線湯布院から徒歩25分

まとめ

湯布院地区のパワースポットを紹介しましたが、町全体が美術館という印象が強いものの、温泉をメインとした宿が各地に点在しています。パワースポット巡りをすることをプラスして楽しめます。

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