車で周る北海道一週間の旅行

【はじめに】
北海道といえば、都道府県魅力度ランキングで10年連続1位に輝いた「魅惑の大地」といえます。
北海道旅行を計画するときには、その広さや公共交通機関の少なさからレンタカーなどを利用した車での旅行を考えている方が多いのではないでしょうか。
今回は、一週間のスケジュールで車を使って北海道を旅行する場合、どのような点に気をつければ良いのかまとめてみました。

【北海道は広い】
スケジュールとの関係で、まず気をつけておきたいのは北海道の広さです。
北海道は想像以上に広いです。
北海道一周となれば、コースにもよりますが総距離はだいたい2500～3000キロにもなります。
稚内から鹿児島まで車で移動するとおよそ3000キロですから、北海道一周は、距離的には日本列島を縦断するのとあまり変わりません。
もちろん、観光はほとんどせず、ドライブだけを目的とするなら一週間で一周することも可能でしょう。
しかし、観光もしながら一週間でということなら、北海道を一周することはあきらめて、ある程度エリアを絞った方がいいと思われます。

北海道には大きく分けて道北、道東、道央、道南の4つのエリアがあります。
次に各エリアについて簡単に紹介しましょう。

【各エリアの紹介】
1.道北エリア
道北エリアの主な市町村には、旭川市、留萌市、稚内市などがあります。
観光地としては、動物の行動展示で注目を集めた旭川市の旭山動物園、日本三大湿原の一つである豊富町のサロベツ湿原、稚内市にある日本最北端の宗谷岬などが有名ですね。

2.道東エリア
道東エリアの主な市町村には、帯広市、釧路市、網走市などがあります。
観光地としては、知床斜里町にある世界自然遺産の知床、網走市の網走刑務所、日本最大の湿原で釧路市など4市町にまたがる釧路湿原、根室市にあって日本で最も日の出が早い納沙布岬などが有名です。

3.道央・道南エリア
道央エリアの主要都市には、県庁所在地の札幌市、小樽市、千歳市などがあります。
また、道南エリアの主な市町村には、函館市や北斗市などが含まれます。
観光地としては、道央エリアでは札幌市内の時計台や大通公園、運河の街で知られる小樽、テレビドラマ「北の国から」でおなじみの富良野など、道南エリアでは夜景で有名な函館の五稜郭や朝市などがあります。

道央・道南エリアには有名な観光地が多くあり、北海道への入り口となる千歳空港や函館空港からの距離が比較的近くてまわりやすいというのが利点でしょう。

北海道らしい自然を味わいたいのであれば、道北や道東がオススメということになります。

【最後に】
北海道の雄大な大地を車で走るのは爽快で、とても気持ちのいいものです。
しかし、その広さゆえか、ついスピードを出してしまいがちです。
また、北海道ではエゾシカとの接触事故も多く発生しています。
エゾシカと、まともにぶつかると車も、場合によっては乗っている人間も無傷ではすみません。
せっかくの旅行が台無しにならないよう、くれぐれも安全運転を忘れずに広大な北海道での車旅を楽しみましょう。

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