都心から近い! 高尾山のパワースポット

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高尾山は八王子市にある山で、都心からのアクセスが便利なため週末には登山客を中心ににぎわいを見せています。また、相模湖や奥多摩地区からも比較的に近いため、これらとの組み合わせで訪問される方もいるほどです。今回は、高尾山のパワースポットについて紹介しましょう。

八王子市天然記念物の杉の木~ひっぱり蛸~

最初に紹介するのは、一号路にあるひっぱり蛸です。杉の根が参道を作るとき邪魔になっていましたが、途中から蛸の足のごとく急に巻き始めたのちに道が開かれたため、その杉は開運杉の別名を持つようになりました。

樹齢が450年経過しているため直接触れるのは禁止されていますが、その代替えとして開運ひっぱり蛸と呼ばれる像が設置されました。ご利益に関しては開運関係で、お店を開業したけど客足が伸びないと悩んでいる方などを中心に、名前のごとく客足を引き寄せる力を有しています。

かわいらしい蛸の形をした像ですが、複数の足を有しているため様々な方面からの来客を祈願し、お店をこれまでよりも盛り上げて成長していくといった話も聞かれるほどで、開運の意味でも縁起があるとされます。

また、学生さんならば志望校への合格の知らせを引き寄せ、進学しても勉学に力を入れたいといった願いで訪問される方もいるほどで、蛸の足は様々な利益を引き寄せる力を有しています。

・住所:〒193-0844 東京都八王子市高尾町

男坂と女坂二つの坂を越えた先に~三密の道~

男坂を越えてすぐあるのが、三密の道です。別名は苦抜け門で、身・口・意と三つの「密」の総称で、煩悩を司る体と言葉と心の三つを清らかにしてから苦を抜けるための門です。108段の階段を越えても、まだまだ心と体は清めていないようでさらなる浄化のために必要なのは、三つの密を取り払いながら進めていくといった心構えですね。

これらを清めてから門をくぐり、さらに上った先にあるものは仏舎利塔。霊験的に豊かになるであろう心を持つ意味で、パワースポットとされているわけです。人間が豊かに暮らしていくためには、避けて通れない煩いや悩みなどを背負いながら日常生活を送っているわけです。

煩悩は先に書いた体と心と言葉がその原因を作っています。煩悩を消去する意識を強く持ちながら歩くと、高尾山の雄大な力を得るための第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。

・住所:〒193-0844 東京都八王子市高尾町

薬王院山門~四天王門~

さて、煩悩に打ち勝った後は杉並木を歩きながら自然の力を吸収しましょう。その先にたどり着くのが、これから紹介する「高尾山薬王院」です。最初にくぐる四天王門のうち、外側に祀られている西の増長天、東の持国天、さらにその内側には多聞天や広目天によって守られ、高尾山に集う悪い気を振り払いながら訪れる方々を迎え入れています。

主なご利益に関しては勉学で、学生さんを教える先生や塾の講師にとっては人を教える立場にあるのですから、自分が一方的に話すのではなく教え子たちからの質問などがあった場合はその話に耳を傾けることが必要です。

どうすればよいか互いの立場になって話をきちんと聞きながらも、その状況に応じて適した道を示すよう指導力の強化やいきいきと生活する心構えが必要だと教えてくれます。

境内にあるのは・・・~六根清浄石車~

四天王門をくぐった後は、ようやく境内の中に入れます。その中に18か所存在するのが、六根清浄石車です。人間の体は目と鼻、舌や体のほか、心で構成されており、これらを総称する意味で記されているのが六根です。

目的は心身リフレッシュですが、見つけたら6回ずつ回しながらたどっていきます。最終的に18か所中108回の回転が成立し、その数の煩悩はやがて体から離れていきます。

なお、石車を回す際には「懺悔懺悔六根清浄」と唱えながら回しましょう。なぜなら前述の三密の道をくぐる際、煩悩を司る部分となる心と体と言葉を神の力で清めていくために欠かせないからです。

石車の向かいに・・・~願叶輪潜~

最後は願叶輪潜について紹介しましょう。高尾山に来た目的はそれぞれの願いをかなえるとありますが、この輪をくぐる前には願掛けしながら通り、その先の大錫杖を鳴らし、ご本尊様にその願いが届きますようにと祈願しましょう。

その杖を高らかにならす意味は、煩悩に打ち勝ちそれぞれの願いをかなえるために必要な力を得る効果があるとされ、それぞれの願いが叶うよう祈るのが目的です。なお、その際には自分の名前と住所を唱えながら強く打つと、それぞれの願いが更に叶えやすくなると言われています。

・住所:〒193-8686 東京都八王子市高尾町2177番地

まとめ

高尾山のパワースポットを紹介しましたが、登山口から登りながら今回紹介したスポットを経由し、薬王院にたどり着く為には煩悩を取り除きながら進むとよいでしょう。また、境内に到着してもそれぞれの目的に合わせたスポットが点在しています。

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