香川県内のパワースポットあれこれ
四国は瀬戸内海と太平洋、紀伊水道と豊後水道に囲まれた島で本州とは瀬戸大橋などといった橋で結ばれ、交通の便は格段と良くなりました。八十八か所巡りはとくに有名で、香川・徳島・高知・愛媛の4県にある霊場を訪れるのは四国ならではの旅の楽しみの一つです。今回は、四国・香川のパワースポット巡りをご紹介しましょう。
平木尾池から見ても美しい~白山~
最初に紹介するのは、遠くから見た時富士山の形にうり二つであるがゆえに、東讃富士の別名を持つ白山です。名前を聞いただけで北陸・石川の国定公園を想起してしまいますが、名前が同じだけなのでそちらとは全くの無関係です。
嶽山と対を成しつつも雄々しい印象であるのに対し穏やかな印象がするほか、讃岐百景としても指定されている美しさです。約200メートルの山道を登りながら、パワースポットとして自然の雄大な力を感じ取ります。
また、山頂には小さな祠や展望台があるのが特徴で、せっかく登ったのですからお参りしてから遠くを眺めると、讃岐平野はともかく屋島や嶽山などが望めます。また、夜になると街の明かりで周辺を照らしてくれます。
なお、祝祭日には山頂に日の丸の旗が掲揚されますので、訪問の際にはちょっとした変化を楽しめます。
・住所:〒761-0704 香川県木田郡三木町下高岡
時代劇でおなじみ~銭形砂絵~
80年代の時代劇(番組名はあえて出しませんが)を見た記憶がある方ならば、今回紹介する銭形砂絵に心当たりはあるのではないでしょうか。寛永通宝をモチーフに1633年に完成した砂絵で、藩主が自国領を巡回するとき、その殿様を迎え入れるために住民が作り上げ、それを見て素晴らしいと感激したといった逸話も残されています。
これから会社を立ち上げた方、もしくは設立間もない方などにとって金運の向上がパワースポットのご利益の一つで、一生困るような事態にはならないだろうといわれているそうです。
琴弾八幡宮がある小さな山を登ったところにある象ケ鼻岩銭形から眺め、夜になると砂絵の周辺がライトアップされます。見る人を楽しませるため香川県のちょっとした眺望スポットとしての一面を持っています。
・住所:〒768-0062 香川県観音寺市有明町12番地12号
どんなことにも負けず・・・~重ね岩~
小豆島と言えば、映画にもなった「二十四の瞳」の舞台であり、オリーブの産地としても有名です。パワースポットの一つである重ね岩で、徳川家康が豊臣家を滅ぼした後、西の拠点としての修復は必須であると判断した大阪城の石垣を供出する際、この島の石が選ばれ、九州・熊本の加藤家が丁場として使用しました。
なお周辺には、一部はその時ノミで削った跡が残っています。山の上には巨大な石が重なっているかのように鎮座しており、今にでも崩れないか心配したくなる状態です。しかし、地震や台風などでも崩れ落ちない石は、どんな困難があってもそれに耐えうる精神力があってこそ、乗り越えられるためのパワーを訪れた方々に与えてくれます。
受験や就活などで頑張っている方にとって、今の状況だけでなくこれから訪れる様々な出来事などに対し決して負けない力を与え、この岩のように乗り越えたい気持ちを与えてくれます。
・住所:〒761-4100 香川県小豆群土庄町
~田村神社~
最後に紹介するのは、高松市内にある田村神社です。歴史を紹介すると井戸にいかだを浮かべて、神を祀ったのが始まりで、行基が709年に社殿を作ったのちに創建されています。古くから龍が住むと言い伝えがあり、水を司るがゆえにそのご利益により水が枯れた記憶すらないと代々伝えられています。
ご利益は安産祈願と子宝を望むかたなどを中心に訪れます。境内にある安産子宝犬と呼ばれる犬をかたどった像があり、犬と子犬があり安産の象徴とも言われています。子供に恵まれたい方は撫でてあげましょう。
また、一つの像にある水をかけてからお参りすると美しくなり、その身で良縁祈願のお参りをすると縁結びが成就するといわれるため、恋愛成就や良縁のご利益があるといわれています。
・住所:〒761-8084 香川県高松市一宮町286番地
まとめ
今回は香川県内のパワースポットを紹介しましたが、週末のドライブやちょっとした小旅行を考えている方の中で、今自分に足りない力をどうやって補えるか、そのためにパワーが欲しいと考えている方にとっては、ぜひとも訪問してみてはいかがでしょうか。