ハワイの海洋生物とは?海洋資源を守り保護するための規制について紹介
ハワイには特有の野生海洋生物が生息していますが、近年では絶滅が危惧されるケースもあり、海洋資源を守るための規制なども決められています。
自然豊かなハワイだからこそ、守らなければならない海洋生物がいるといえますが、具体的にどのような生き物が存在しているのか、保護するための規制などについて紹介していきます。
ハワイの野生海洋生物の種類
ハワイ諸島を取り囲む海に生息している魚の種類は400以上といわれています。
近海には貝類・甲殻類・ハマチ・ブリ・サメなど生息しており、ハワイ諸島海域の食物連鎖を構成していると考えられるでしょう。
太平洋の真ん中に位置するため、本来であれば生き物が定着することは困難なエリアです。
しかし一度定着すると外敵に襲われる不安がない、安心した場所として多くの生物が選び、暮らしていると考えられます。
海洋資源を守る規制
地球温暖化で海の環境も大きく変わったといえますが、ハワイ州でも乱獲の被害などの影響で海洋資源が激減した過去があります。
環境保護の持続に向けて、漁業やレジャーでの釣りは、ルールを守ることが必須といえます。
マグロ(アヒ)やシイラ(マヒマヒ)などは年間漁獲量が定められており、強い規制が設けられていることを理解しておきましょう。
ハワイ州法で保護されている海洋生物
ハワイ州法で保護されているのは、ハワイ近海に生息しているアザラシ・イルカ・ザトウクジラなどの野生の海洋生物です。
海で見かけても、推奨距離以内に近づくことはできないルールとなっているため、海洋生物にストレスを与えることのないように注意してください。
海洋生物に有害な化粧品等の規制
ハワイではサンゴに有害とされている成分を含んだ日焼け止めの販売は、2021年1月から禁止されています。
ビーチで肌を紫外線から守るためにも、日焼け止めクリームを塗ることはは欠かせないと考える方は少なくないでしょう。
しかしクリームの成分が海の生物へ危害を与えることは避けなければなりません。
すべての日焼け止めクリームが禁止されているわけではなく、サンゴ礁に優しい成分で作られていれば問題はないといえます。
毎年、約4千から6千トンの日焼け止めが人の皮膚からサンゴ 礁海域へと流れ出ていることが報告されており、有害とされるオキシベンゾンやオクチノキサートがサンゴ礁を白化させるなど悪影響を及ぼしています。
サンゴ礁を守るためにも、優しい成分を使った日焼け止めを使用するようにしてください。