ハワイで有名な食べ物とは?古くから伝えられた伝統料理を紹介
ハワイ旅行の際、現地でしか味わうことのできない有名な食べ物として、古くから伝えられた伝統料理などがあります。
ポリネシア系先住民に伝わった伝統料理や、近代以降に移民から現地へと持ち込まれた料理など種類はいろいろです。
ハワイには、海の幸・肉料理・スイーツなどいろいろなローカルフードがありますが、その中で有名といわれるハワイ伝統料理を紹介します。
ポイ
「ポイ」とは、タロイモの球茎を蒸し焼きにし、ペースト状になるまですりつぶした食べ物です。
古代ハワイアンの主食とされており、ハワイでは神聖な食べ物という位置付けで、近年では離乳食やベビーフードとして食されています。
その理由は、脂肪分ゼロで食物繊維・ビタミン・カルシウムが豊富なヘルシーな料理だからです。
また、グルテンなどのアレルゲンも含んでいないため、安心してベビーフードとして利用できます。
アヒポキ
「アヒポキ」とは、マグロ(アヒ)とポキの切り身を食べやすい大きさに切り、アボカド・醤油・ごま油であえた料理です。
ポキはハワイのローカルフードであり、アヒとはメバヒマグロやキハダマグロのことを指しています。
醤油ベースのタレで味付けし、香味野菜や海藻とあえてご飯と一緒に器に盛ります。
香辛料を効かせたスパイシーな風味が特徴のものなど、アレンジをきかせたポキも人気です。
ラウラウ
「ラウラウ」とは、豚肉や魚をタロイモの葉やティーリーフの葉で包み、蒸し焼きにしたハワイ伝統の料理です。
「ラウ」とは葉のことであり、「ラウラウ」は包むことを意味する言葉であるため、名称どおり包んで蒸し焼きにする調理法が用いられます。
ただ多くは地面を掘って作ったオーブンで調理することが多く、とろ火でシチュー状まで煮込み、チキンを加えて作ることが一般的です。
カルア・ピッグ
「カルア・ピッグ」とは、豚肉をバナナの葉で包み、蒸し焼きにしたハワイ伝統の料理です。
地面に掘った窯に、塩をすり込んだ豚を丸ごと入れ、いぶします。
熱いうちに細かくほぐし、千切りキャベツの上に載せたり混ぜたりして食べます。
ポケ
「ポケ」とは、魚介の切り身を小さく横方向にスライスし、調味料で和えたハワイ伝統料理です。
主に生魚をサイコロ状に切ることが多く、切った後はハワイアンソルトや海藻などで和えて仕上げます。
ロミ・サーモン
「ロミ・サーモン」とは、塩漬けの鮭を生のままで細かく刻み、トマトや玉ねぎを角切り状にしたものと和えて仕上げるローカルフードです。
鮭については、19世紀にアラスカ帰りの捕鯨船乗組員がハワイへ持ち込んだことで伝わったとされています。