アラワイ運河とは?汚れた状態からきれいにするプロジェクトを紹介

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アラワイ運河とは、ワイキキの北側にある人工の運河です。

ハワイ語のアラワイとは水路を意味する言葉であり、もとは湿地帯だったワイキキ地区から水を取り除くために1928年につくられました。

ワイキキと山側エリアを区切るように流れている運河であり、ボート練習をする学生なども過ごす場所のため、ゆったりと穏やかな気持ちでいたいかたにおすすめの場所です。

しかし2006年の豪雨により、下水管が破裂したため大量の下水が運河へと流入してしまい、溜まった下水が海へと流出してしまいました。

それにより高濃度のバクテリアが発生し、ワイキキやアラモアナビーチは遊泳禁止になったといわれています。

このような状況から、アラワイ運河について、汚れた状態からきれいにするプロジェクトが実施されていますが、どのような内容か紹介します。

 

アラワイ運河とは

アラワイ運河はハワイの人工水路として知られており、ワイキキの北側から西側を囲むように作られた運河です。

1928年に完成し、運河周辺には遊歩道が設置されています。

橋のからは、右側にホテルやコンドミニアム、左側はゴルフコース、そして正面にはダイヤモンドヘッドを目にすることができます。

ハワイ王国が他界した後、ハワイを支配していた白人勢力が始めたワイキキの環境を整備する計画の一環としてつくられました。

整備されるまでのアラワイ運河は悪臭を放つほど汚かったとされているものの、下水道整備が進み、カヤックを楽しむ方もいるほどです。

 

アラワイ運河をきれいにするプロジェクト

ハワイ語で水路の意味を持つ名称が付けられているアラワイ運河は、山から海へと水を運び、ダイヤモンドヘッド側の海へと流れつくまでの経路です。

2006年の豪雨の際には下水管が破裂し、大量の下水が運河へと流入してしまいました。

運河には未処理の下水が溜まり、その下水が海へと流出したため、高濃度のバクテリアが発生しワイキキやアラモアナビーチで遊泳ができなくなったほどです。

運河を次世代のためにきれいにしようと声を上げた非営利団体「ゲンキ・アラワイ・プロジェクト」が2019年にアラワイ運河をきれいにする計画を発足し、活動を展開するに至りました。

沖縄県の琉球大学で開発された善玉菌の集合体を使って、河川などを浄化する方法が主に用いられていますが、この方法は大阪の道頓堀川も浄化したほどの効果です。

ハワイの伝統文化と自然環境を守るための「ゲンキ・アラワイ・プロジェクト」は、2030年まで持続するとされていますが、ハワイの地元コミュニティにも根差しつつあるようです。

目標達成まで活動を加速させている団体と、ハワイ地元の方たちとのコミュニティから生み出される絆で、さらにハワイが愛される場所となることは間違いありません。

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