ハワイに住む人種の割合とは?日本人が住みやすいといわれる背景
アメリカ合衆国の中で、アジア系アメリカ人と自らが認めている人たちが最も多いのがハワイ州といえます。
ハワイ諸島は、アジア系アメリカ人と多民族系のアメリカ人の割合が高く、歴史的な背景から見たときにも祖先に日本のルーツがある日系人が多いの場所といえるでしょう。
日本人は海外でもハワイなら住みやすいと感じることが多いようですが、ハワイに住む人種の割合について紹介していきます。
島ごとの人口の割合
ハワイ諸島の主要な島の人口割合は、2020年時点のデータで次のような順位となっています。
①オアフ島(953,207人)
②ハワイ島(186,738人)
③マウイ島(144,444人)
④カウアイ島(66,921人)
⑤モロカイ島(7,345人)
⑥ラナイ島(3,135人)
⑦ニイハウ島(170人)
⑧カホオラウェ島(0人)
ハワイ諸島で人口が最も多いのはオアフ島で、ハワイ島、マウイ島と続きます。
ニイハウ島の住民は170人と少数ですが、これはハワイ諸島のロビンソン一家の個人所有の島であるからです。
カホオラウェ島は無人島で、人は住んでいません。
面積も約116キロメートルで、ハワイ諸島では最も小さい島です。
その昔、カメハメハ3世が流刑地として使っていた島であり、戦争の影響で不発弾も多く埋まっているといわれているため、観光客も足を踏み入れることはできません。
ハワイに住む人種の違い
2020年の米国国勢調査局によるハワイ人口は約145 万人で、白人ではなくアジア系アメリカ人がその多くを占めます。
アジアを祖先のルーツに持つアジア系アメリカ人は、ハワイ総人口の約36%を占めていますが、次の内訳となっています。
・フィリピン系アメリカ人(約15%)
・日系アメリカ人(約14%)
・中国系アメリカ人(約4%)
・韓国系アメリカ人(約2%)
アジア系アメリカ人の次に白人が多く、その割合は約21%です。
実際、ハワイ旅行に行った方が、アメリカ本土よりも白人が少ない印象を抱くのはこのためといえるでしょう。
2つ以上の人種がミックスされた混血の人は約20%と3番目に多く、アメリカ本土と同じく祖先をたどれば2種以上の人種がミックスされた混血を自覚する方は少なくありません。
そして4番目に多いのがネイティブハワイアンです。
ハワイ先住民とパシフィックアイランダー(サモア・トンガ・フィジーから来た人)と合わせて約10%となっています。
また、ヒスパニック系やラテン系も約9%住んでいるなど、様々な人種が住む多様的な場所といえるでしょう。