ハワイの灯篭流しとは?祖先へのメッセージを込めたランタンを流すイベントを紹介
ハワイでも、日本のお盆に行う灯篭流しに似たイベントが開催されています。
遠く離れた海外で日本同様のイベントが開催されていることに関心がある方も少なくないでしょうが、祖先へのメッセージを込めたランタンを流す光景は日本の灯篭流しそのものです。
そこで、ハワイの灯篭流しについて、祖先へのメッセージを込めたランタンを流すイベントを紹介していきます。
ハワイの灯篭流しとは
ハワイでは、毎年5月の最終月曜日に、日本の灯篭流しともいえる「フローティング・ランタン・フェスティバル」が開催されます。
「ノース・ホスピス・ハワイ」主催の日本のお盆を踏襲したイベントであり、毎年5月の最終月曜日はアメリカの祝日「メモリアルデイ」であるため、戦死者の追悼日としてハワイで灯籠流しが行われているようです。
無料で参加できますが、灯篭であるランタンを受け取るときには、20ドルを寄付します。
受け取ったランタンに故人への思いや感謝の気持ちなどをつづって流すことで、川や海を渡り故人のもとへ届けられると伝えられています。
そもそも日本の灯篭流しは、川施餓鬼という水害で亡くなった方の霊を供養することを目的に始まった行事です。
ハワイも地形上、海に囲まれている島の集まりであるため、水害で亡くなる方も少なくないといえます。
そのため戦死者の追悼だけでなく、身近に亡くなられた方への供養の意味も込めて、日本の灯篭流しと同じイベントがスタートしたようです。
日本のお盆に似たイベント
日本の灯篭流しは、故人を偲び敬う気持ちや感謝を込めて灯篭に託します。
「フローティング・ランタン・フェスティバル」はハワイで開催される日本のお盆を踏襲したイベントですが、開催する意味や思いは同じといえるでしょう。
参加するときは、駐車場や参加費などもすべて無料であるため、特に費用の準備などは必要ありません。
ただ、先にも説明したとおり、ランタンを受け取るときには20ドルの寄付が必要となると理解しておきましょう。
ランタンは夕暮れの夕日が美しい時間に流すため、ハワイならではといえるサンセットとランタンの美しい景色を目にすることができます。
また、灯篭流しはもちろん、ハワイの歴史を感じられる伝統的なセレモニーやショーなども開催され、鑑賞も無料です。
ハワイのイベントに参加したいときには、事前に開催の日程を確認しておきましょう。