ハワイで使用されている楽器の種類とそれぞれの特徴を紹介
ハワイの楽器の種類
ハワイで使用されている楽器には、主に次の5つが挙げられます。
・ウクレレ
・イリイリ
・ウリウリ
・イプヘケ
・プイリ
それぞれの特徴について解説していきます
ウクレレ
「ウクレレ」は小さなギターのように弦が4本ある楽器です。
ハワイ音楽を支える楽器ですが、ハワイ語で「Ukulele」は「ノミが跳ねる」意味を持つことからもわかるとおり、特徴的なサウンドを奏でます。
ウクレレはもともと19世紀後半にポルトガル移民の持ち込んだ小型弦楽器を原型としており、コアの木を使ってブラギーニャという故郷の楽器を作ったことから始まっています。
イリイリ
「イリイリ」とは小石のことであり、両手に2つずつ小石をもって打ち鳴らしながら踊ります。
石の1つを親指と人差し指の間に持ち、もう1つの石は人差し指と残りの指の間に持ち打ち鳴らします。
ウリウリ
「ウリ」とはガラガラと音をあらわす擬音語であり、「ウリウリ」とはココナッツやラアメアなどの椰子の実や小さな貝などを入れて持ち手を付けた楽器のことです。
持ち手部分にはハウの樹皮やイエイエの葉などが巻かれることが多く、マラカスのように振ったり太ももに軽く打ち付けたりなどの方法で音を鳴らします。
1784年キャプテンクックがハワイに上陸した際に、羽をつけたウリウリを持った踊りも描写されていることから、イプヘケと同じく古くからハワイに存在する代表楽器といえるでしょう。
イプヘケ
ハワイ語で「イプ」とは瓢箪のことであり、「ヘケ」は「上の」という意味がある言葉です。
そして「イプヘケ」とはハワイ特有の打楽器で、瓢箪の中身を掻き出して2つ重ね作られています。
上部分のない1つだけの瓢箪でつくった楽器は「イプ」または「イプヘケ・オレ」といいます。
プイリ
「プイリ」とは竹でできた50センチほどのフラで使用さえる民族楽器で、ハワイのフラダンスで用いられるスティックタイプの打楽器です。
竹の節の部分が持ち手となり、両手それぞれに持ってプイリ同士を叩きながら音を鳴らす方法や、自分の手足や肩などをプイリで叩いたたり他の演者のプイリと叩き合ったりして音を出す方法で使われています。