ハワイで虹が多く発生する理由は？複数同時に出現するケースや伝説について紹介

ハワイは虹が発生することが多く、1つだけではなく、2つ3つと複数同時に目にすることも少なくありません。

年中暖かな気候であることや、雨もスコールのように一時的に降ることが多いため、晴れた瞬間に虹を目にすることもめずらしくないようです。

また、虹はハワイでは伝説とされていますが、これはハワイ島のワイルク川には「レインボー・フォールズ」という滝に由来しています。

そこで、ハワイで虹が多く発生する理由や、複数同時に出現するケースや伝説について紹介します。

ハワイで虹が発生する理由

ハワイは虹が数多く出現する場所といわれていますが、虹は太陽を背にしたときに発生します。

背中側の太陽と人の頭を結ぶ半径42度程度の延長線に出現するといわれており、大気中の水滴に光があたり、プリズム現象で七色のスペクトルに分解された姿が虹として認識されるという仕組みです。

ハワイは貿易風がいつも吹いているため、海からの湿った空気が島にぶつかって雲ができます。

できた雲は水分を多く含み、雲の粒がくっついたときに雨となって地上に振ります。

雲が流れてきたときに一時的に雨が降り、太陽の光があたることで虹が出現するという仕組みです。

ハワイは雨が多いものの、すぐに止んで晴れるため、虹が出現する頻度が高いといえるでしょう。

ハワイでは、2つまたは3つの虹が同時に出現するケースもめずらしくありません。

2つの虹が同時に出現するダブルレインボーは、最初に姿をあらわした虹に反射して映し出された虹が姿をあらわした状態です。

色が明確に区別できる鮮やかな虹が出現することも少なくないようですが、これは水滴が大きいために色が分離しやすくなるからと考えられます。

夜に出現することのあるムーンボーやナイト・レインボーなどの虹は、月の光によって姿をあらわすため、白色であることがほとんどです。

ハワイ島のワイルク川には「レインボー・フォールズ」という滝が架かっている場所があります。

レインボー・フォールズには「ヒナ」という女神が住んでおり、虹の伝説の場所とされるパワースポットとして知られています。

月の上でカパを続けているヒナの見守る聖地であり、月にたなびく雲はヒナのカパ布とも言い伝えられている神聖な場所のようです。