パッチワークキルトとは?魅力やハワイアンキルトとの違いを紹介
パッチワークキルトとは、いろいろな布を縫い合わせて作ったパッチワークに、裏布を重ねてキルティングした手芸品です。
ハワイアンキルトもパッチワークキルトに含まれるといえますが、その歴史はまだ浅く、手法や特徴が異なります。
そこで、パッチワークキルトについて、魅力やハワイアンキルトとの違いを紹介します。
パッチワークキルトとは
「パッチワークキルト」とは、色々な種類の布を縫い合わせて作ったパッチワークに、裏布を重ねてキルティングした手芸品です。
つぎはぎとも呼ばれる布で、好みの柄・色・サイズの布を組み合わせることにより、世界で1つしかない作品を作ることができます。
表布と裏布の間に、中綿などを挟んで針で縫い合わせます。
それにより、厚みと保温性、耐久性を高めることが可能です。
パッチワークキルトの魅力
パッチワークキルトは、古典的なデザインもあれば、インテリアに馴染みやすいモダンキルトなど、いろいろあります。
厚みのある布のため、熱の伝わりにくさを利用することで、コースター・鍋つかみ・ランチョンマットなどにも使えます。
様々な場面で活用されているパッチワークキルトを作るには、基本の縫製作業をマスターすることが必要です。
難しいと感じる方も少なくないものの、基本的な縫製が理解できれば、裁縫初心者でもチャレンジしやすいといえます。
パッチワークキルトとハワイアンキルトの違い
パッチワークキルトとハワイアンキルトは、どちらも布を縫い合わせて作ることは共通しているものの、手法や特徴は異なります。
まずパッチワークキルトの場合、パッチワークで仕上げた布と裏地に綿を挟み、刺し縫いして作成します。
一方のハワイアンキルトは、一枚の布にキルト芯を挟み、裏布を付けて色々な模様を縫い目で描きます。
ハワイの女性たちに、パッチワークキルトを伝えたキリスト教宣教師の妻が、ハワイアンキルトの起源とされています。
もともとハワイでは布地は貴重に扱われていたため、大きな布を小さく切り、縫い合わせる手法が誕生したようです。
【パッチワークキルト】
・手法…小さな端切れを幾何学模様へと縫い合わせる
・特徴…ノスタルジックで優しい印象がある
・その他特徴…角を合わせて線の上を縫うなど複数の決まりがある
【ハワイアンキルト】
・手法…土台である表布にモチーフを縫い付ける
・特徴…左右対称のシンメトリーデザインで、ハワイの自然・植物・動物などがモチーフである
・その他特徴…特に決まりはない