カホオラウェ島とは?ハワイ諸島で最も小さな島の特徴を簡単に紹介

「カホオラウェ島」は、8つの島で構成されたハワイ諸島のうち、マウイ島の沖合の小さな島です。
長きに渡り、海軍演習地として占拠された場所であり、外部から閉ざされていました。
そのため、マウイ島南岸のマケナ・ビーチから目と鼻の先にありつつも、「標的の島」とも呼ばれ、観光では訪問できません。
訪問できない秘境の地であるため、よりカホオラウェ島に興味を抱く方は少なくないといえます。
そこで、カホオラウェ島について、ハワイ諸島で最も小さな島の特徴を簡単に紹介します。
カホオラウェ島とは
カホオラウェ島とは、マウイ島の南西側13キロにある無人島であり、総面積は117k㎡のハワイ主要8島の中で最も小さいです。
北東から吹く貿易風は、湿った風のほとんどがマウイ島のハレアカラ山で落とされます。
その影響によりカホオラヴェ側では雨がほとんど降らず、乾燥がひどいといわれており、人が暮らすには適した土地とはいえません。
この地形の特徴から、農作物が育成しにくく、農耕には適さないエリアです。
古代ハワイでは「聖なる島」とされていた島でありながら、雨が降らない不毛の大地であるため、流刑地や放牧地として利用されました。
挙句の果てには、50年もの間、米軍の軍事演習場になるなど数奇な運命をたどった島としてもしられています。
上陸できない島
カホオラウェ島に、一般人が上陸することはできません。
マウイ島南岸にあるマケナ・ビーチのすぐ近くにある島でありながらも、立ち入りができないため、ホノルルからコナへ向かう飛行機の上空から島を見ることになります。
太平洋戦争ではアメリカの海軍演習地として利用されていた経緯があり、1991年には先住ハワイ人の働きで演習終了となりました。
1993年にはハワイ州に返還された歴史もある島ですが、現在でも植林や不発弾の処理などを行っています。
植林ボランティアと滞在する場合、マウイ島のカフルイ空港からヘリで島へと入ります。
赤土の吹きすさぶ荒涼とした土地で、どこまでも乾燥した赤土の大地が広がっていることが特徴です。
基地は南国のリゾート地であるハワイのイメージとはかけ離れた世界であり、無骨な建物と物資の積み上げられた広場があり、建物と建物の間には不発爆弾を踏まないための渡り廊下が敷き詰められています。
植林ボランティア活動は、このような危険な状況下で行われていることが特徴です。