ハワイの定番料理「カルアポーク」とは？おいしさや作り方まで紹介

ハワイの定番料理として知られているのが名物「カルアポーク」です。

英語で「プルドポーク」と呼ばれるカルアポークですが、実はアメリカでは一般的な料理として親しまれています。

ハワイ語で「焼く」ことを意味する「カルア」という言葉が料理名についていることからもわかるとおり、ポーク（豚肉）をゆっくりと時間をかけて火を通し、細かく裂いてバーベキューソースで味付けします。

そこで、ハワイの伝統料理ともいえるカルアポークのおいしさや作り方について紹介していきます。

ハワイの宴会で親しまれる料理

ハワイの伝統料理の1つである「カルアポーク」は、ハワイ語で「宴会」を意味する「ルアウ」の名物料理です。

「ルアウ」は野外でパフォーマンスを野外で楽しみながらハワイの伝統料理を食べるエンターテインメントですが、ハワイアンフードはいろいろな料理を大皿に盛って組み合わせながら食べます。

まろやかな味付けもあれば、塩味のものや甘い味、肉料理に魚料理、でんぷん質料理など種類も豊富ですが、対照的な味わいにより互いを引き立て合います。

わいわいとにぎやかな雰囲気で、おいしく楽しく食べることができる料理の1つがカルアポークといえるでしょう。

カルアポークを作るときは、地面に穴を掘た「イム」とよばれる地中のかまどがポイントです。

イムに薪や炭を入れ、その上に「ラバロック」と呼ばれる溶岩石を敷き詰めたら、火をつけて高温になるまでしっかりと加熱します。

しっかり温まったイムに、塩をふった豚一匹をまるごと入れ、その上から石やバナナの葉をかぶせ蒸し焼きにすることが特徴といえます。

さらにこの上に砂を載せ気密性を上げるのが本来の伝統ですが、砂が豚に触れることを避けるために、間に濡らした麻袋などを敷き詰めることもあるようです。

カルアポークは、ハワイのルアウでは昔から食べられている料理です。

蒸し焼きにした豚肉をほぐし、塩味が豚の旨味と合わさってとてもおいしくいただけます。

油で焼くことも揚げることもせず、豚本来の脂で蒸して焼くため、ヘルシーな料理として女性にも人気があります。

地中で数時間、ゆっくり蒸されることでとても柔らかな食感に仕上げることができます。

繊維に沿って割り、味付けをして食べますが、日々のおかずとして野菜と一緒に炒めることもあるようです。

たとえばキャベツと一緒に炒めた「カルアキャベジ」はプレートランチとしても人気のある料理といわれています。