ハワイの旗の特徴とは?ユニオンジャックが配されている理由を簡単に紹介

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ハワイの旗は、左上にイギリス国旗であるユニオンジャックが配されていることが特徴です。

1854年5月20日にハワイ王国旗に制定された旗は、「カ・ハエ・ハワイイ(Ka hae Hawaiʻi)」と呼ばれています。

アメリカ準州時代を経てアメリカ50番目の州となったハワイの旗として使われていますが、なぜユニオンジャックが配されているのでしょう。

そこで、ハワイの旗の特徴について、ユニオンジャックが配されている理由を簡単に紹介します。

 

ハワイの旗の特徴

ハワイの旗の特徴として、左上にイギリス国旗のユニオンジャックが配されていることが挙げられます。

イギリスと深い関係があると考えられがちであるものの、独立国家であるハワイ王国には、英連邦に属したことや植民地だった歴史はありません。

ハワイ州旗は1854年5月20日にハワイ王国旗に制定された旗であり、「カ・ハエ・ハワイイ」とも呼ばれています。

もともとは上から赤・白・青で構成された7本のストライプのデザインでしたが、ハワイ王国旗になった後のデザインは上から白・赤・青の8本です。

なお、8本のストライプは以下のハワイ州の主要8島を示します。

・ニイハウ

・カウアイ

・オアフ

・モロカイ

・ラーナイ

・マウイ

・カホオラヴェ

・ハワイ島

 

ハワイの旗にユニオンジャックが入っている理由

ハワイ州旗は、赤・白・青で8本の縞模様での構成であり、英国の国旗である「ユニオンジャック」が配されています。

これは、1778年にイギリスのキャプテン・ジェームス・クックがハワイ諸島を発見し、西洋船がハワイへ立ち寄るようになったことが関係します。

ジョン・バンクーバーがハワイを何度か訪問する中で、ハワイ王国の祖であるカメハメハ大王の信頼を得ます。

信頼を得たバンクーバーは、カメハメハ大王に自国のイギリス旗をプレゼントします。

1816年、ハワイの旗を海軍役人のジョージ・ベックリーに依頼したところ、左上にユニオンジャックが配された旗がつくられたとされています。

 

ネイティブ・ハワイアンの旗とは

正式に認められてはいないものの、カナカ・マオリというネイティブ・ハワイアンのハワイの旗も存在します。

カナカ・マオリとは、「真の人」や「真のハワイアン」のことです。

現州旗がハワイ国旗に制定される前、1843年に使用が禁止されました。

しかし現在でも、ネイティブ・ハワイアンの旗こそが本物のハワイの旗と考える方も少なくないようです。

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