ハワイ語の由来といえるラロトンガ語とは?ラロトンガの特徴や雰囲気も紹介
ハワイ語はポリネシアの島々と深いつながりがあるといわれていますが、紀元800年から1000年までにハワイ語やラロトンガ島語などの古代中央部ポリネシアと、イースター島語などに分かれたことが関係しています。
そのためハワイ語とポリネシア語に由来する言葉は切っても切れない関係があるといえますが、その1つであるラロトンガ語の特徴や雰囲気などを紹介していきます。
ラロトンガ語とは
「ラロトンガ語」とは、クック諸島の公用語で、クック諸島マオリ語とも呼ばれています。
言語学分類では、タヒチ語やマオリ語に近い関係にあるとされている言葉です。
ラロトンガとは
「ラロトンガ」は、1858年に現在のクック諸島に建国された独立王国で、その国名はラロトンガ島に由来しています。
1888年にイギリス保護国となったため、国旗にもユニオンジャックが施されていますが、1893年からクック諸島連邦を名乗りました。
美しいサンゴ礁の海に、白砂のビーチが広がるクック諸島の主島であり、のんびりとした雰囲気を満喫できます。
ラロトンガ島はクック諸島では最も人口の多い島で、諸島の首都アバルアがある場所としても知られています。
「ラロ」と呼ばれる島にはヤシの木に囲まれたビーチや、スキューバダイビングにシュノーケリングを満喫できる海が広がり、雄大な火山を見上げながらトレッキングやハイキングなどの楽しむことができます。
ラロトンガ島の特徴
ラロトンガ島の外周は32キロメートルほどで、温かい浅瀬には熱帯魚やサンゴが生息しています。
波の静かなビーチなので、シュノーケリング初心者でも楽しむことができるはずです。
火山の噴火でできた小さな山々が連なって、秘境の滝の流れる丸い島が形成されたといわれています。
滝をはじめとする自然の名所まで、徒歩や自転車でもたどり着くことができるため、観光巡りも比較的容易です。
島の動植物を観賞できる植物園や、村で開催されるマーケットなど、のんびりとした島生活や文化に触れることもできます。
ラロトンガの雰囲気
ラロトンガ島には信号が1つもなく、にわとりが道路を歩いている光景を目にすることもあります。
島周りの道路を時計回りと反時計回りで走るバスも運行されているため、50 分あれば1周できます。
クック諸島の玄関口であるラロトンガ国際空港を利用できるため、島同士の行き来に便利です。
なお、島同士を行き来する船は運航が不定期で、定期便などはありません。
ラロトンガの言語
クック諸島はイギリス保護領だったものの、その後はニュージーランドに統治権が移されています。
現在のクック諸島はニュージーランドと自由連合を締結する自治国であるため、公用語には英語が話されていますが、島民の多くはラロトンガ語やマオリ語も話します。