伊豆半島のパワースポット

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首都圏から日帰りで行ける距離圏にある観光地と言えば、房総半島や北関東地区、それに箱根や江の島などが挙げられますが、伊豆半島もその一つとして含まれています。日帰りだけでなく週末の宿泊でも対応でき、値段も手ごろに楽しめるといったメリットがあります。今回は伊豆半島のパワースポットについてお話ししましょう。

西伊豆・土肥~龕付天正金鉱~

土肥は西伊豆地区の中部、つまり駿河湾沿いに位置しており、東側となる伊東市は相模湾沿いと対を成しています。交通の面については鉄道の恩恵を受けておらず、バスで現地入りするか静岡の清水からフェリー入りするかのいずれかの選択となるのが現状です。

最初に紹介する龕付天正金鉱は伊豆地区最古といえる手掘り坑道で、歴史は戦国時代を終えた安土桃山時代となる1573~1593年の約20年の間に発掘を開始しました。ご利益に関しては金運アップで、その理由は金鉱ゆえに槌と石ノミで手掘り体験を行い、金や銀の功績を発掘すると持ち帰りができ、金運に関するお守りとして所持できるのが特徴です。

莫大な富を築くためには苦労して掘り起こし、それで得られたわずかな輝きがやがて、大きな力を呼び起こし運気をアップしましょう。それ以外に立ち寄りたい場所としては温泉で、旅の疲れ共々すべてリフレッシュするのに最適です。

・住所:〒410-3302 静岡県伊豆市土肥2851番地
・交通アクセス
伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺下車後、東海バスW30系統湯の川から徒歩2分

ゴールド・ラッシュ~土肥金山~

さて、土肥は古くは金鉱の町として栄えましたので、前述の龕付天正金鉱もそのひとつです。次に紹介する土肥金山もまた、古くから存在する金山です。こちらは江戸時代、小判を作るのに必要な金を掘るために欠かせない存在で、新潟の佐渡共々江戸幕府にとっては重要な拠点でした。

こちらは江戸時代における採掘風景が再現された資料館で、その中にある山神社の鳥居がパワースポットです。金山にちなんで純金箔で覆われた鳥居が特徴で、記念撮影してからお参りし、携帯電話の待ち受け画面として設定しましょう。

また、重さ250kgとされる世界で一番大きいサイズの金塊は時価換算で約10億円前後の価値があり、触れるだけで金運アップのご利益があります。入館料とは別料金になりますが、砂金採りの体験ができるのもポイントで、発見したら小瓶に入れて持ち帰りができるようになっています。

・住所:〒410-3302 静岡県伊豆市土肥2726番地
・交通アクセス
伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺下車後、東海バスW30系統土肥金山から徒歩1分

せっかく来たのだから~旅人岬~

鉱山から北北西へと進み、小土肥へ向かう道の途中に小さな岬が見えてきますが、こちらは旅人岬です。見どころといえば正月は初日の出が、夕方になると駿河湾に沈む夕日が見られるスポットです。

日没時になると多くの方々が訪れるだけでなく、ドライブの際に休憩で立ち寄って海を見る眺めることができます。周辺に小ぢんまりとしたホテルがあるため、チェックインしてからゆっくり見学するのもお勧めです。

パワースポットらしきものはないじゃないかと疑問を抱く方もいるでしょうが、敷石をじっくり見るとハートの形をした石が一つだけ隠れています。足元をゆっくりと、そしてじっくりと見ながら探すと幸せが訪れるといわれているため、主に恋愛成就や縁結びなどのご利益があります。さあ、石はどこにあるのかは自分で頑張って探してください。

・住所:〒410-3301 静岡県伊豆市小土肥
・交通アクセス
伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺下車後、東海バスW30系統土肥漁協から徒歩8分

恋愛成就ポイント~恋人岬~

土肥金山から南西へと進むと、恋人たちの聖地ともいわれている恋人岬へとたどり着きます。駿河湾と富士山、徳川家康が眠っている久能山が一望できるだけでなく、先ほどの旅人岬共々、海が見られるスポットとして有名です。

ご利益は恋愛成就と夫婦円満で、展望台の愛の鐘では好きな人の名前で富士山を眺めながら3回鳴らすと、愛が実るといわれており恋人たちを中心ににぎわっています。

また、この岬では結婚式を挙げられるのも特徴で、夫婦の共同作業の一環として二人で鐘を鳴らすといった儀式が執り行われるほどです。ケーキカットと同じ効力ともいわれています。ステラハウスの中にある事務局は恋人宣言証明書を発行するだけでなく、絵馬に恋愛成就と二人の名前を書いてから一緒に結び付けると、さらなる効能が得られます。

・住所:〒410-3304 静岡県伊豆市小下田3135番地7号
・交通アクセス
伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺下車後、東海バスW30系統恋人岬から徒歩14分

桜咲くルート~大室山~

最後は東側の紹介をしておきましょう。まず紹介しておきたい場所は大室山で、近隣のシャボテン動物公園には高原竜のオブジェだけでなく様々なサボテンなどが展示されています。

伊豆高原だけでなく城ヶ崎海岸など、伊豆半島の一部はこの火山の噴火による溶岩によって作り上げました。外観だけでもその形は美しくみえます。ふもとでは毎年春になると桜の花が咲き誇るため、ピンクの色を見せてくれるのも魅力です。

リフトで山頂まで登り、その後約1キロある遊歩道を歩く(お鉢巡り)は願い事をしながら歩くと成就するといわれ、浅間山神社や八ヶ岳地蔵尊も立ち寄りながら参拝するとさらなるパワーを得られます。竜は空を高く舞うといわれていますが、先ほど話した高原竜のオブジェは大室山を見つめ、訪れる方々に力を与えてくれます。

・住所:〒413-0234 静岡県伊東市
・交通アクセス:伊豆急行伊豆高原から東海バスI73系統シャボテン公園下車すぐ

まとめ

今回は伊豆半島のパワースポットのうち、西地区を中心に紹介しておきましたが、東側とは違う魅力を感じるのも、駿河湾の海風の心地よさと世界遺産である富士山、そして久能山に眠る徳川家康が天下を統一して、江戸幕府を築き上げたといった二つの力までも授かれるのもメリットです。

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