首都圏のパワースポット ~厄払い編~

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首都圏のパワースポットは数あれども、厄払いに特化してみるとどうでしょうか。有名な場所だけでなく、小ぢんまりとした場所も存在します。今回は、パワースポットと厄払いの関係について紹介しましょう。

そもそも、厄年と厄払いの関係って何?

一般的な厄年といえば、実年齢でカウントすると思っている方がいますが、実は大きな間違いです。その仕組みは、数え年そのものでカウントしています。参考までに厄年に関しての年齢との相関は、以下の通りです。

例・昭和53(1978)年生まれの男性の方→実年齢は41歳。本厄は42歳である。

以上、本厄における実年齢と数え年の相関ですが、厄年としてカウントされるのは実年齢ではないということを覚えておくとよいでしょう。神社の境内の中にも厄年の相関が表示されていますので、自分の実年齢と厄年の年齢(いわゆる数え年)との相関を比べてみると、自分の年齢との関係がわかることでしょう。

足立のパワースポット ~西新井大師~

最初に紹介するのは、東京都内にあるパワースポットで下町・足立区にある西新井大師です。その歴史をひも解くと、和歌山の高野山で真言宗を開祖した空海により約1000年以上前に、和歌山からはるか東の関東を中心に流行り病の一つである「悪疫」から人々を救うことを目的に開いた、関東厄除け三大師の一つとして西新井大師が存在しています。

なお、関東三大師以外にも関東厄除け三大師というのが存在し、前者が真言宗であるのに対し後者は天台宗を祀られているので、パワースポット巡りをされる方はその違いを理解しておくとよいでしょう。

境内にある地蔵さまは「延命水洗地蔵尊」と呼ばれ、このお地蔵様を邪念を捨てて丁寧に磨くと福徳(十種)を得ることができ、寿命長延・不老長寿にとくに有名であることから参拝目的で利用される方だけでなく、東京方面へ通勤される方も電車に乗る前に立ち寄りながら朝活の一つとしてお地蔵様を磨く習慣を持つ方もいるほどです。

〇交通アクセス:東武大師線大師前から徒歩3分

東京タワー・芝公園 ~増上寺~

次に紹介するのは都心になりますが増上寺です。東京タワーのすぐ横にある神社であることで有名ですが、実は東京タワーや芝公園とセットでパワースポットであるからです。浄土宗東側の要であることと、鎮西派の大本山がこの寺です。この増上寺は徳川幕府にとって重要な場所であり、江戸城の周辺に風水の力により裏鬼門として気の護りを固めました。
(なお、江戸城にまつわる話については後述します)

厄除けとの縁は、黒本尊の阿弥陀如来像で厄除けのご利益があるほどでした。徳川家康公が持ち歩いていた像として有名で、災難などから難を逃れたのもこの像があったからでしょう。なお、この像は安国殿の御本尊として祀られています。黒本尊も厄除けスポットの一つであり、厄除けのご利益があることから年に三回に御開帳されます。

〇交通アクセス:東京都交通局都営三田線芝公園から徒歩3分

中野のパワースポット ~氷川神社~

最後に紹介するのは、新宿から西へ少し進んだ中野区沼袋にある氷川神社です。大宮にある氷川大社から分社し祀ったのがはじまりで、スサオノミコトが御祭神として祀られています。八岐大蛇を倒したことから厄除け大師として東京西部地区を中心に参拝されています。本来の厄払いのほか、お産が軽くなることから妊婦さんも安産祈願を願う意味で訪れています。

注目しておきたい点は、太田道灌が植えた杉の木を植えた跡が今でも残されていることです。その太田道灌は江戸城を築城した張本人で、後年徳川家康が豊臣秀吉の命により入城したことから徳川家の居城として定着しました。それ以外にも幸せを呼ぶ三本願い松も境内にあり、厄除けを済ませたら幸運を願ってみるとよいでしょう。

〇交通アクセス:西武鉄道新宿線沼袋から徒歩3分

まとめ

以上、東京都内の厄除けパワースポットを3か所紹介しましたが、厄年の本厄に当てはまる方は、パワースポット巡りをしながら厄除け祈願をしてみるとよいでしょう。

国内外の旅行全般については、株式会社アクトにご相談ください。

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