「パワースポット」~氷川神社あれこれ~
氷川神社は大宮を中心に東京都、埼玉県近辺に約280社あります。埼玉県民にとっては何かとおなじみの神社ですし、埼玉南部を中心に点在しているのは大宮が総本社だからですね。今回はパワースポットという意味での氷川神社について紹介します。
まずは~大宮の氷川神社~
この神社の紹介をするならば、氷川神社の総本社が大宮で「大いなる宮」がその地名の由来だからです。主祭神はスサノオノミコトやイナダヒメノミコト、オオナムチノミコトがそれぞれ祭られており、境内を始め神社全体がパワースポットであり、門客人神社は地主の神、境内の2本のケヤキの木、神池は龍が住む池という言い伝えがあります。
パワースポットのご利益は人間関係の円滑化がメインで、恋愛や家庭での関係、そして仕事の利益などへとつながります。また、スサノオノミコトが八岐大蛇を倒した神様ゆえに、その勢いはどんなに困難なことがあっても道を切り開くというご利益もあり、会社経営をしたい人たちにお勧めの神社です。
また、商売をされている方や農家の方々にもご利益をもたらしてくれるため、東京や神奈川の東側、そして地元埼玉の人の心の拠り所となっています。
・交通アクセス:東武鉄道野田線北大宮から徒歩10分
・立ち寄りたいところ:大宮公園野球場、NACK5スタジアム大宮、鉄道博物館
大宮から西~川越氷川神社~
次に紹介するのは、大宮から西へ進んだところにある川越氷川神社です。541年に創建されたのが始まりでこちらも長い歴史を有しています。
ご利益については大宮同様、縁結びであり、こちらも縁結びで有名な出雲大社とつながりがあります。家族円満の神、縁結びそして夫婦円満の神様としてのパワースポットであることからカップルはとにかく、結婚して間もない夫婦の方々にとって訪問しておきたい場所の一つですね。
この神社のもう一つの特徴は、歴史的に価値がある文化財が多数納められ、八坂神社の社殿や氷川祭礼絵馬等といった埼玉県の指定文化財や黒馬図大絵馬などといった川越市指定有形民俗文化財がこの神社で大事に保管されています。
・交通アクセス:西武鉄道本川越から徒歩25分
・立ち寄りたいところ:蔵造りの町並、時の鐘
世田谷の一番端っこ~氷川神社~
その次に紹介するのは、埼玉から東京都内に入りますが、世田谷区の喜多見にある氷川神社です。こちらも大宮の総本社同様スサノオノミコトやイナダヒメノミコト等が祀られており、740年に建造された神社です。
この神社にはアボヘボが祀られており、喜多見や祖師ヶ谷大蔵、そして狛江の豊作祈願を願っています。ご利益に関しては大宮の総本社同様、子孫繁栄や五穀豊穣、そして商売繁盛などです。
アボヘボに関して補足するならばこの地の祖先から代々受け継がれてきた行事の一つとされています。場所は世田谷区ですが狛江の目と鼻の先にあることから世田谷と狛江の両地区における初詣スポットとして正月三が日には大勢の人たちが参拝に訪れます。
・交通アクセス:小田急電鉄小田原本線喜多見から徒歩16分
・立ち寄りたいところ:慶元寺、喜多見城址
東京のど真ん中にあるの?!~赤坂氷川神社~
最後は都心へと移動し、赤坂氷川神社を紹介しましょう。場所が赤坂と六本木と山王の間にあり、周囲を商業ビルに囲まれているため都会の中のささやかなオアシス的役割を果たしています。
951年に建造してから約1000年の歴史を有し、この一帯を見守り続けてきました。こちらもスサノオノミコトやイナダヒメノミコトなどが祀られています。建物自体は関東大震災や第二次世界大戦時の大空襲から奇跡的に難を逃れ、様々な災難から逃れるという奇跡が起き続けていることから、ご利益は良縁や厄除け、そして家内安全に商売繁盛となっています。
・交通アクセス:東京地下鉄千代田線赤坂から徒歩6分
・立ち寄りたいところ:乃木神社、赤坂サカス
まとめ
今回は氷川神社について紹介しましたが、埼玉や東京、そして神奈川の一部を守り続けているということもあって、パワーをもらえる場所として訪れる人々の心を癒し続けています。そして独立して事業を立ち上げようという方も、各地にある氷川神社のパワーを授かりたいものです。